***** seminarMLから情報転載 *****


以下の通りセミナーを開催いたします。
皆様のご来聴をお待ち申し上げております。


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医学共通講義III 機能生物学入門 新基盤生命学講義(GCOE「統合生命学」)

演題:ゼブラフィッシュを使った心の作動原理の探求

演者:理化学研究所 脳科学総合研究センター
岡本 仁 先生

日時:平成23年10月3日(月) 14:30~16:00

場所:医学部教育研究棟13階 第6セミナー室

要旨:

哺乳類の脳では、扁桃体、大脳皮質•基底核•視床ループ、中脳や後脳のモノアミ ン細胞などが、行動制御プログラムの成立と変更に関与することが示唆されてい る(図1)。発生過程において、哺乳類の外套は膨出するが、硬骨魚類の終脳で は外套は外反する(図2)。その結果、哺乳類の大脳の背側中心部にある海馬 は、硬骨魚類では外套の背外側に、そして哺乳類では大脳腹外側にある扁桃体 は、硬骨魚類では外套の背内側に相当すると推察される。このように、硬骨魚類 の終脳にも海馬、扁桃体、基底核といった行動制御のプログラムの蓄積に関わる 領域が存在することが示唆され、現在は哺乳類と硬骨魚類の終脳の対応が可能と なってきた。我々は、神経回路が簡略化されているゼブラフィッシュとマウスを 実験材料として、遺伝子操作技術を駆使して、神経活動の可視化や人為的操作を 行うことで、情動と記憶に基づき行動を制御するための脳の神経回路とはどのよ うなもので、どのような進化をたどって成り立ったのかを研究している。本セミ ナーでは、我々のこれまでの進歩と展望を説明したい。



主催:東京大学大学院医学系研究科 細胞分子生理学 森憲作

連絡先:東京大学大学院医学系研究科 神経生理学教室

TEL 03(5802)3314

講義HP:http://plaza.umin.ac.jp/~neurophy/Kano_Lab_j/Lectures_j.html





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