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第2回微化研オープンセミナーのご案内

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演題: メタボロミクスの高解像度表現型解析への応用

開催日時: 2011年6月6日(月) 17:00~

開催場所: 微生物化学研究所 別館2F会議室

講師: 福崎英一郎

所属: 大阪大学工学研究科生命先端工学

概要
【はじめに】
トランスクリプトームおよびプロテオームは,ゲノム情報が実行される過程のメディアの流れを表現する動的情報であるのに対し,メタボロームは,ゲノム情報実行の結果であり,表現型と考えることができる.メタボロームを観測する方法に特に制限はないが,質量分析は,感度,解像度にすぐれ,代謝物の定性・定量分析の手法として最も頻用されている手法である.我々は,定量性を重視したターゲットプロファイリングを実施し,得られたメタボロームと表現型の相関関係を詳細に解析することにより,表現型発現機構解明に資する代謝情報を得ることを主眼として研究を行っている.本セミナーでは,下記のトピックスを中心として,メタボロミクスの表現型解析への応用について議論したい.

【出芽酵母の反復寿命の定量予測および寿命関連遺伝子探索への応用】
出芽酵母をモデルとした.メタボロームと高次表現型である「寿命」の相関関係を解析し,メタボロームを用いた寿命予測および,寿命関連遺伝子探索への応用を紹介する.

【生体の動的変動解析への応用】
メタボリックフィンガープリンティングは,遺伝型の差異を解析できるだけなく,生体のダイナミックな変動の表現方法として期待できる.モデル実験動物であるゼブラフィッシュおよび,線虫の発生段階をメタボローム情報により正確に予測するとともに初期発生に関わる有益な知見を紹介する.

【ものづくりバイオエンジニアリングへの応用】
メタボロミクスは,種々の醗酵生産プロセス改善にも強力なツールとして威力を発揮する.バイオ燃料生産を志向した形質転換戦略への応用について述べる.また,ストレス耐性とメタボロームの相関解析結果についても併せて紹介する.


世話人 藤原 俊伸

連絡先
noriemz@bikaken.or.jp (松田 法恵)



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