東日本大震災では、東北大学や産業技術総合研究所などの研究施設も多数被災した。複数の研究者らからの情報によると、実験設備の多くが転倒、破損しているほか、研究棟自体が被災して、立ち入り禁止となっているところも複数あるようだ。被災した研究者らが、施設や設備を復旧して研究を開始できるには数カ月単位の時間がかかると見られる。

 これに対して、研究者支援の動きも始まっている。自然科学研究機構基礎生物学研究所をはじめ、幾つかの研究機関では、研究室が被災し、研究を遂行できなくなった研究者らに対して研究設備の提供を開始している。今後、被災した研究者らが、研究室を復旧する作業と並行して研究を開始できるよう、こうした動きが広がることを期待したい。(橋本宗明)

自然科学研究機構 基礎生物学研究所
http://www.nibb.ac.jp/support/

自然科学研究機構 生理学研究所
http://www.nips.ac.jp/contents/release/entry/2011/03/post-159.html

北海道大学低温科学研究所
http://www.lowtem.hokudai.ac.jp/kyoudou/kyoudou2011.html

【編集部から】こうした被災した研究者を支援する取り組みとしては、医薬基盤研究所が細胞、ヒト由来DNA・血清等、及びマウス胚・精子の保護預かりを2012年3月末まで無料で行っています(関連記事)。当サイトでは、今後、こうした研究者支援の各機関の活動を、無料でどなたにもお読みいただける形で紹介させていただきます。該当する取り組みをされている機関の方は、下記フォームからご投稿ください。

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