宮城県仙台市に本社を置くバイオベンチャーの細胞科学研究所(仙台市青葉区、佐藤威社長)の被災状況が分かった。同社が2011年3月18日にホームページなどで公表した情報によると、建物等に大きな被害はなく、冷蔵製品庫、冷蔵製品庫とも急激な温度変化は認められなかった。また、生産設備については確認中で、上水道の復旧を待って試験製造を行い、確認後、本製造を行うとのことだ。さらに佐藤社長は本誌の問い合わせに対して、社員は全員無事であること、上水道が今月末までに復旧する予定で4月10日までには本格製造を開始できること、品質管理部門は稼働しており、震災前に製造した製品の品質検査を行っていることなどを明らかにした。

 同社は、動物細胞の培養に用いる細胞培養液(培地)を販売しているバイオベンチャー。がんの免疫細胞療法用の培地では国内でトップシェアを占めている(関連記事)。同社の立地は仙台駅よりも10km程度内陸にあるため、大きな被害がなかった模様だ。復興に向けた動きが着実に動きが始まっている。(橋本宗明)

+東日本巨大地震+