***** seminarMLから情報転載 *****


セミナーメイリングリスト各位

2月4日夕方開催の東大医科研GCOE主催第2回疾患医科学ミニシンポジウム
『関節リウマチ研究の進歩と臨床の現状 ~膠原病・自己免疫疾患のプロトタイプとして~』
を下記要領にて開催致しますので、 ご案内申し上げます。 
学内・学外の医療関係者・学生をはじめ、関心をお持ちの多くの皆様のご来場を歓迎致します。

詳細は東大医科研ホームページおよび下記URLをご参照ください。
http://www.ims.u-tokyo.ac.jp/imsut/jp/
http://www.ims.u-tokyo.ac.jp/imsut/jp/events/gakuyukai/archive/post_288.php

尚、先月皆様にお知らせ致しました、1月28日(金)午後15-17時開催のGCOEキャリアパス支援「第4回白金キャリアプラットフォーム」に 関しては、諸般の事情でショートレクチャーの講師・講演内容が変更になっております。変更後の講演は、山川世話人からの「これまでの”おさら い”」と東大男女共同参画室 三浦有紀子氏の「東大における男女共同参画-女性研究者支援はどこまで必要か」になります。
また、そのセミナー後直ぐ同じ医科研講堂で Harvard 大学Children’ Hospital 島岡要先生のインテグリンとmiRによる調節系の英語による教育セミナーが開かれますので、併せてご紹介致します。


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日時:平成23年2月4日(金)17:30~20:30
場所:東京大学医科学研究所 1号館講堂
言語:日本語
参加無料・事前登録不要

【演題および講師】
「全体の俯瞰とまとめ」
森本幾夫 教授 東大医科研 免疫病態分野
                  先端医療研究センター長
                  附属病院アレルギー免疫科科長
 『関節リウマチの遺伝因子解析』
山田亮 教授 京都大学 大学院医学系研究科附属ゲノム医学センター
   統計遺伝学分野

『マウスモデルを用いた関節リウマチ発症機構の解析』
岩倉洋一郎 教授 東大医科研 分子病態研究分野
        システム疾患モデル研究センター長

『生物学的製剤による関節リウマチの最新治療戦略』
竹内勤 教授 慶應義塾大学 医学部内科学教室リウマチ内科

 『リウマチ臨床における抗炎症薬~ステロイドの新しい展開を中心に』
田中廣壽 准教授 東大医科研 附属病院アレルギー免疫科

司会・質疑応答
ファシリテーター:岩田 哲史 特任講師 東大医科研 先端医療研究センター 免疫病態分野
  山川 彰夫 特任教授 東大医科研 経営戦略室

【概  要】 東京大学グローバルCOEプログラム「ゲノム情報に基づく先端医療の教育研究拠点」では、先端医療開発を目指した優れた研究拠点 の創出と同時に、グローバルな医療課題に取り組む広い視野を持った「人財」を育成する事を、ミッションの2つの柱としています。
 医科学研究所に学ぶ大学院生の多くは医師ではなく、学部時代のライフサイエンス教育と大学院における教育課程との間にギャップが生じる可能性が 指摘されています。欧米でもTranslational Researchや医学研究に関わる非医師の学生・若手研究者に対する疾患の基礎知識教育を目的とした教育プログラムの開発が行われています。また、医学 における極度の専門化の進展から、自分の専門以外の疾患について基礎から応用・臨床までの先端的知識を常に持ち続けることは困難であるのが正直な ところでしょう。これらの課題の解決と領域を超えた研究者の協働を更に促進する目的で、一つの疾患にフォーカスして、基礎医学から応用、診断・治 療、場合によっては予防・公衆衛生などの専門家から、「院生や専門外の医療スタッフ・研究者にも理解できるように」最新のレビューをする形式の 「疾患医科学ミニシンポジウムシリーズ」を昨秋から開始いたしました。
 今回のシリーズ第2回目は、自己免疫疾患としては最も患者数の多い疾患である「関節リウマチ」にテーマを絞ったミニシンポジウムを開催します。 東大・京大・慶応大から免疫学・ゲノム研究・疾患モデル動物開発およびリウマチ診療に関する日本の第一人者の講師陣を迎えて、このミニシンポジウ ムを企画しました。
 関節リウマチ(Rheumatoid Arthritis; RA)は、世界の人口の0.5-1%の有病率を持つ、関節滑膜の炎症を主体とする多発関節炎です。関節外病変としての肺線維症や、ドライアイ・口腔内乾燥 症を主訴とする類縁の自己免疫疾患であるシェーグレン症候群を合併する場合も多く、またRAのなかでは頻度は少ないものの、血管炎を主体とする内 臓病変(心、肺、消化管、皮膚、神経、眼)を合併する悪性関節リウマチ(MRA)というさらに重症の病態も存在します。関節破壊による機能的予後 の悪化と並んで、慢性的な炎症によると考えられる、悪性腫瘍や心血管系イベントの発生リスクも高く、生命予後の悪化も来す全身性の病気です。炎症 関節局所では、多種多様な免疫・炎症細胞や液性因子が複雑なネットワークを形成していることが報告されてきました。しかし、RAの病因について は、依然として完全な全体像はつかめていない状態です。
 本ミニシンポジウムでは、まず、当研究所免疫病態分野長兼先端医療研究センター長としてヒト化抗CD26モノクローナル抗体などによる免疫 療法の基礎研究とトランスレーションに取り組む一方、当研究所附属病院アレルギー免疫科科長として膠原病・リウマチ疾患の実地臨床の専門家で もある森本教授より、関節リウマチ全般についてのレ ビューが提示されます。
 次に、当研究所分子病態研究分野長兼システム疾患モデル研究センター長の岩倉教授から、HTLV-1 tax トランスジェニックマウスに始まる種々のリウマチ・自己免疫マウスモデルと特に炎症性サイトカインIL-17ファミリー・Th17細胞とリウマチ疾患の病 態についての講演を致します。 
 また、リウマチ・膠原病の診療・研究の第一人者でおられる慶応義塾大学医学部リウマチ内科の竹内先生には、関節リウマチの最近の治療パラダイム と抗リウマチ剤 DMARDs ( DiseaseModifying Anti-rheumatic Drugs )および生物学的製剤に関してのご講演をお願いしました。
 そして、リウマチ診療と共にその他の炎症疾患や膠原病一般に対する古典的な治療薬である非ステロイド系消炎鎮痛剤(Non-Steroidal Anti-Inflammatory Drugs; NSAIDs) と副腎皮質ステロイドホルモンについて、薬理作用と副作用、また作用・副作用の分離を目指す治療戦略について、当研究所免疫分野・附属病院アレルギー免疫 科の田中准教授がお話します。
 最後に、 関節リウマチ発症に対する遺伝的リスクファクターの同定とその意義について、昨春まで当研究所ヒトゲノム解析センターに所属し、現在、京都大学ゲノム医学 センター統計遺伝学分野でご活躍の山田教授にご講演頂きます。
 医科研で学び・働く、すべての学生・医師・研究者を始め、このセミナーに興味を持たれる学内・学外のたくさんの多様な方々の参加を歓迎致しま す。               
(文責:ファシリテーター 岩田哲史・山川彰夫)

お問い合わせ先:
東京大学医科学研究所GCOE推進室
Email:gcoe@u-tokyo.ac.jp
TEL:03-6409-2028



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