日本菌学会第54回大会が下記の要領で開催される。最新情報は「バイオ関係者、皆のホームページ」学会・補助金欄、もしくはHot Newsの上フレームにある分野別Hot Newsセミナー学会を選択してアクセスできる。
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◆◆◆日本菌学会第54回大会のお知らせ◆◆◆
日時:2010年5月29日(土)~5月30日(日)
場所:玉川大学

プログラム
5月29日(土)
10:00~12:00 A会場 総会と受賞講演

14:30~15:45 A会場 特別シンポジウム~バイオインダストリー協会共催
  コンビナー:安藤勝彦,NITE
大学研究者とアマチュアのための生物多様性条約
~2010年名古屋COP10をにらんで
生物多様性条約~特にABSに関して 炭田精造 バイオインダストリー協会
大学における海外の遺伝資源の管理と活用 深見克哉 九州大学知的財産本部
生物多様性条約と海外微生物探索 安藤勝彦 NITEバイオテクノロジー本部

16:00~17:40 A会場 日本菌学会・日本きのこ学会合同シンポジウム
市民講座 きのこ(菌類)の美しくも不思議な世界
光るきのこ 村上康明 大分県農林水産研究センター
きのこの下には死体が眠る~アンモニア菌の世界 吹春俊光 千葉県立博物館
きのこの意外な力 伊沢正名 糞土研究会
身の回りのカビの世界~カビと上手につき合うには!?
川上裕司 (株)エフシージー総合研究所
18:00 オークション付き懇親会

5月30日(日)
9:00~11:30 A会場 大会シンポジウムI  コンビナー:藤森文啓 東京家政大学
OMICSから表現型へ~利用をめざして
次世代シーケンサーによるシイタケのゲノム解析とそこから見えること
宮崎安将,森林総合研究所
マイタケのトランスクリプトミクス解析とその応用 西堀耕三 雪国まいたけ
菌類のゲノム解析は百万円でできるか? Tom Hsiang ゲルフ大学,カナダ
菌類二次代謝産物HPLCプロファイリングとメタボロミクスの新規活性物質発見へのインパ
クト Marc Stadler インターメド・ディスカバリー,ドイツ
菌類二次代謝産物の多様性と分布 Gerald Bills メディナ基金,スペイン

9:00~11:00 B会場 大会シンポジウムII
 コンビナー:景山幸二 岐阜大学・小川吉夫 日本大学
下等菌類分類学の最前線
~真核生物8大系統群の1つ,ストラメノパイル類の鞭毛菌たち
ラビリンチュラ類の系統と属の分類学的再構成 本多大輔 甲南大学
卵菌類・サカゲツボカビ類分類体系の変遷 稲葉重樹 NITEバイオテクノロジー本部
~下等菌類から高等菌類への道のり
接合菌Kickxellomycotina(キクセラ亜門)の多様性 栗原祐子 OPバイオファクトリー
解体された「接合菌類」のゆくえ~何が問題なのか? 出川洋介 筑波大学

9:00~11:00 C会場 大会シンポジウムIII コンビナー:後藤康彦
進行役:浅井郁夫 菌類懇話会・升屋勇人 森林総合研究所
パネル討論 いまさら聞けない分子系統入門
ホウキタケ類の分類と系統樹 安藤洋子 鳥取大学
DNAで本当に菌類の進化が解るのか?  保坂健太郎 国立科学博物館
菌根菌の生態研究と分子系統解析 奈良一秀 東京大学

そのほか
口頭発表・ポスター発表・アマチュア展示会・企業展示販売
問い合わせ先: 日本菌学会第54回大会実行委員会
玉川大学学術研究所 菌学応用研究センター内
PHONE & FAX 042-739-8669
msj@lab.tamagawa.ac.jp

■ 特別シンポジウム
大学研究者とアマチュアのための生物多様性条約~2010年名古屋COP10をにらんで
 本年10月18~29日に名古屋で生物多様性条約の第10回締約国会議が開催されます.これ
は菌類研究者にとって何を意味するのか?生物多様性条約とは?ABSとは?国連の問題なの
か?大学研究者やアマチュアは関係ないか?などを明らかにします.例題:A国の大学研究
者と共同研究をしているから菌株をわが国にもってきて研究してもよいでしょうか?B国の
きのこを採集して持って帰ってきてコレクションにするのは問題ないでしょうか?C国で使
われている生薬のきのこを購入して分析したがかまわないでしょうか?

■ 日本菌学会・日本きのこ学会合同シンポジウム
市民講座 きのこ(菌類)の美しくも不思議な世界
 きのこ,かび,酵母はみんな菌類の仲間ですが,動物や植物,また細菌(バクテリア)
とは別のグループです.菌類は,自然界では地球上のゴミを片付ける役割を果たしていま
す.日常生活では嫌われたり悪者にされたりすることもありますが,産業上は,酒,味噌
,醤油といった伝統的発酵産業をはじめ,医薬品,化学品,洗剤,ジーンズ,畜産,食品
などに幅広く利用されています.そしてご存じ,美味しい食べ物になったりする身近にあ
るきのこ(菌類)のおもしろい世界をみてみましょう.

■ 大会シンポジウムI OMICSから表現型へ~利用をめざして
 ゲノム(Genome),トランスクリプトーム(Transcriptome),プロテオーム(Proteome
),メタボローム(Metabolome),インタラクトーム(Interactome),セローム(Cellome
),フェノーム(Phenome)についての知識体系を意味するOMICS研究は生物学研究では当た
り前のこととなっており,菌学分野でも,基礎も応用面も問わず,この流れは止まらない
.奇しくもカナダ,ドイツ,スペインからも講演者をお招きし,国際シンポジウムの感を
呈することになりました. 100ドルで1つの菌類の全ゲノムが決まる時代の幕開けに向けて
,OMICS研究のトレンドを是非,見て,聞いて,実感してください.

■ 大会シンポジウムII 下等菌類分類学の最前線
~真核生物8大系統群の1つ,ストラメノパイル類の鞭毛菌たち ~下等菌類から高等菌類
への道のり
 あまり脚光を浴びていない「下等菌類(本当は下等なんて思ってないのですが・・)」
,この仲間たちにも新しい分類の波が押し寄せてきています.本シンポジウムでは,もう
真菌ではなくなってしまったストラメノパイル類の鞭毛菌類と真菌の中でも隔壁のない菌
糸といったかわった性質を持つ接合菌類にスポットを当て分類の最前線についてお話を聞
くことができます.原始的な性質を温存するこれらの菌群には,菌類が,いかに水中より
陸上に進出し,いかに爆発的な適応放散を遂げてきたかを解く鍵が秘められていると思わ
れます.また,これらの仲間には有用な菌も見つけられてきており,注目度が高まってい
ます.是非,新しい分類を勉強してみませんか.

■ 大会シンポジウムIII パネル討論 いまさら聞けない分子系統入門
 最近の菌類の論文では分類,生態,系統進化など幅広い分野で分子系統樹が使われてい
ます.しかし,私たちは分子系統樹を何処まで正しく理解しているのでしょうか?提示さ
れた分子系統樹をそのまま無批判に信じてしまったり,分子系統樹など意味ないと考える
人が少なくないかもしれません.今,分子系統解析は問題点を抱えながらも,着実に進歩
しています.私たちは,現在の分子系統の手法をやさしく紹介すると共に,分類,系統進
化,生物地理,生態におけるその利点と問題点を明らかにして行きます.

■ オークション付き懇親会
 オークションに出品する品物のご寄付をお願いします.その売り上げで本年8月にエジン
バラで開催されるIMC9に出席する若手の菌学者を援助します.皆さんの購買欲をそそるよ
うな品物をご持参ください.またふるってご参加いただき,競り合ってください.「衣装
」を凝らしたオークショナーがお待ち申し上げます.

アクセス
 小田急線新宿駅より急行・快速急行などにより新百合ヶ丘駅にて各停・準急に乗り換え
(通常は降りたホームの反対側に停車),3駅目の玉川学園前駅下車.新宿よりおよそ40分
かかります.
 改札口を出て北口へ(左側の階段を下り),出口から道路に向かって右方面へ行く(小
田急線の線路を右に見て,新宿方面へ向かう).駅から3分で正門に到達します.大会会場
まではここからおよそ5分から10分かかります.学園内は道が複雑ですので,地図を参照し
て,それぞれの会場へお越しください.

大会参加費(講演要旨集代を含む)
通常会員 8000円
学生会員 6000円
非会員 9000円
懇親会参加費
通常会員および非会員 7000円
学生会員 4000円
講演要旨集のみ 1部 2000円