新年あけましておめでとうございます。

 当社は、独自の化合物ライブラリーと独自の創薬ノウハウを基に低分子の新薬を開発しているバイオベンチャーで、現在3つのパイプラインの臨床試験を実施しています。設立は1999年2月で、当社にとって設立10年目であった2009年は、世界経済の混乱の影響が続く中で「上場」を果たすことができ、非常に大きな節目を迎えることができた重要な年でありました。

 さて、寅年の1年が始まりました。

 寅年といいますと、全般的に厳しいという印象を持ちますが、それに加えて2008年からの世界的な経済の混乱や不況の影響があり、更なる厳しさを増す1年になると思います。また、医薬品業界においても、2010年は大型商品の特許切れの問題があり、大手製薬会社の再編等が相次ぐなど、引き続き厳しい1年になるものと予想します。このような激動・再編の時代には、必ず新しい若い力の台頭が必要になると思いますが、当業界においてはバイオベンチャーがそれを担っていることは明白です。従って、バイオベンチャーはこの厳しい情勢の中において、自らの技術に磨きをかけ、その存在意義を示すことにより、当業界の中心的な存在になると思われます。

 一方、当社にとって2010年は、今後の飛躍に向けた重要な1年になるものと考えております。

 今年の重要なイベントとしては、臨床試験を進めているパイプラインの順調な開発の進展に加え、当社開発研究所で、現在開発を進めている新規緑内障治療剤を新たなパイプラインとして羽ばたかせることが挙げられます。2010年は、これらを押し進めるために様々な困難に対して積極的にチャレンジし、「世界初の画期的な新薬の創製」という当社の創業以来の目標に向かって、バイオベンチャーにおけるイノベーションを起こしたいと思います。

 当社自らがイノベーションを起こし、着実に研究開発を進めることで、ステークホルダーの皆様から更に信頼して頂けますよう課題に取り組み、日本を代表するバイオベンチャーとなれるように努力して参ります。

 2010年という製薬業界の激しい転換期の中で、バイオベンチャーとして若い力を発揮し、今後の飛躍に向けた足固めを着実に行うことが当社の抱負です。

 5年、10年後に今年を振り返り、当社発展の始まりの年であったと思えるような、充実した年となるよう、役職員一同、一気呵成に事業へ取り組んで参ります。