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東京大学大学院医学系研究科

演題:バレル形成の遺伝学

演者:国立遺伝学研究所 形質遺伝研究部門
教授 岩里 琢治

日時:平成21年11月9日(月) 14:30~16:00

場所:東京大学 医学部教育研究棟13階 第6セミナー室

要旨:高等動物の脳機能の基盤となる神経回路は,生後の一定期間に神経活動依存的に精
緻化されることにより,成熟する。マウスの体性感覚野の第4層には、生後数日間のヒゲか
らの入力によって,「バレル」とよばれる特徴的な組織学的構造が形成される。1個のバレ
ルの中心には,1本のヒゲからの情報を伝える視床-皮質軸索の終末がクラスターを形成し
,一方,情報の受け手側である第4層神経細胞は,その細胞体をバレル辺縁に配置し,樹状
突起をバレル中心に向かって伸ばし,視床-皮質軸索とシナプスを形成する。マウス体性感
覚野は、神経活動依存的回路発達を,バレルを指標として高い精度で解析することができ
る優れた系である。我々は,マウス遺伝学の手法を導入することにより,その分子機構解
明に取り組んできた。本講義では,遺伝学的手法(特にCre/loxPシステムを用いた領域特
異的ノックアウト)によって,バレル形成機構に関して,どのようなことがわかってきた
か,および,現状では何がわかっていないか,を議論したい。

主催:東京大学大学院医学系研究科神経生理学教室(狩野方伸教授)

連絡先:東京大学 医学研究科 構造生理学教室(河西春郎)
TEL 03(5841)1440 http://www.bm2.m.u-tokyo.ac.jp/



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