公開セミナー 「e-バイオ(Electron-oriented Biotechnology)の幕開け -DownhillバイオからUphillバイオへ-」が下記の要領で開催される。最新情報は「バイオ関係者、皆のホームページ」学会・補助金欄、もしくはHot Newsの上フレームにある分野別Hot Newsセミナー学会を選択してアクセスできる。
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公開セミナー
「e-バイオ(Electron-oriented Biotechnology)の幕開け
-DownhillバイオからUphillバイオへ-」

【日時】 平成21年10月27日(火) 13:00~17:00 (終了後、交流会:
17:00~19:00)
【場所】 (財)バイオインダストリー協会(JBA) 第1会議室 東京都中央区八丁堀2-26-9
グランデビル8階 地図 → http://www.jba.or.jp/about/access/index.html
【参加費】無料 
【主催】 e-バイオ研究会
【共催】(財)バイオインダストリー協会(JBA) 

【概要】 
微生物や植物、蛋白質などがもつ生物機能を活用したものづくりは、環境に優しい高効率
のプロセスといわれて久しい。しかし生物の代謝機能をそのまま利用した場合、得られる
生成物質のエネルギー準位は出発物質のそれを超えることはない。そこで生物のエネルギ
ー代謝の根幹ともいえる「電子のながれ」に着目し、これを人為的に操作することでさま
ざまな有用物質やエネルギーをより効率よく取り出そうとする試み、すなわちe-バイオ(Electron-oriented
Biotechnology
:電子指向型バイオテクノロジー)の胎動が始まった。
本セミナーは、e-バイオが目指すこのDownhillバイオからUphillバイオへの転換を次代の
ものづくりプロセスのエースとして位置付け、従来の枠組みにとらわれない独自の視点か
ら解説し、より多くの方にバイオプロセスの有効性を再認識していただくためのきっかけ
として開催するものである。


【プログラム】
13:00~13:10 「はじめに」 (座長:石井先生)
  五十嵐泰夫先生 (東京大学大学院農学研究科 教授)

13:10~13:50 「e-バイオが目指すもの」 (座長:加納先生)
  石井正治先生 (東京大学大学院農学研究科 准教授) 
 生物は電子の流れを巧みに利用することで、各種生体反応を司っている。この巧みさを
通常に利用した場合には、得られる反応産物のエネルギー準位は出発物質のそれを超える
ことはない(Downhill バイオ)。しかしながら、エネルギー物質(電子、水素)を反応の
場に適切に注入することにより、出発物質よりもエネルギー準位の高い反応産物を得るこ
とは充分に可能となろう(Uphill バイオ)。e-バイオは、生物のエネルギー代謝の中枢と
もいえる電子(水素)の流れに着目し、その生物(群)からの取り出し、あるいは微生物
(群)への注入などにより、有用物質生産に資する全く新たな反応場を創生しようとする
ものである。

13:50~14:30 「電気培養による微生物の呼吸・代謝制御」 (座長:加納先生)
  松本伯夫先生 (財団法人 電力中央研究所 環境科学研究所 グループリーダー)
 当所が実施する電気培養は、電気エネルギーを生命のエネルギーに変換することを目指
したものであり、微生物の高密度培養や代謝活性の最適化に有効な手段である。今回は電
気培養の原理・メカニズムを、最新のデータをもとに紹介するとともに、新しいバイオプ
ロセス創出の可能性を探る。
14:30~14:50 休憩

14:50~15:30 「バイオ電池とバイオ電解の可能性」 (座長:松本先生)
  加納健司先生 (京都大学大学院農学研究科 教授)
 微生物(あるいは酵素)を触媒とした電極反応(バイオエレクトロキャタリシス)は、
バイオマスの化学エネルギーを電気エネルギーに変換するデバイスとしてのバイオ電池や
微生物代謝経路の調節、さらには結果としての物質生産のデバイスであるバイオ電解とし
て応用することができる。こうした基礎的な考え方を提言するとともに、その現状と問題
点を考えてみたい。

15:30~16:10 「これからの微生物生産と複合酵素系」 (座長:石井先生)
 
  小川順先生 (京都大学大学院農学研究科 教授)
 微生物によるものづくりをより多様に展開するためには、例えば還元酵素系において補
酵素再生系発現大腸菌がプラットホームとなったように、ATP供給、電子伝達などの汎用的
機能を備えた微生物触媒の構築が突破口となろう。将来的なことを考えると、炭素源利用
、水素利用、電気利用、太陽光利用など、どのようなエネルギーを究極的に活用するのか
をしっかり見据えた立場からの微生物触媒ライブラリーの拡大ならびにプラットホーム技
術開発が重要になると思われる。これらを考えるきっかけとすべく、微生物複合酵素系を
活用するものづくりの例を紹介したい。

16:10~16:50 「光と藻類を使ったものづくり」 (座長:石井先生) 
  林雅弘先生 (宮崎大学農学部 准教授)

16:50~17:00 「おわりに」
  石井正治先生 (東京大学大学院農学研究科 准教授)

17:00~19:00(予定) 交流会

申込先:参加希望者は10月26日(月)までに、事務局メールアドレス(miraibio@jba.or.jp
)まで、メール件名を「e-バイオセミナー参加希望」として、交流会の参加有無、所属・
役職、氏名、連絡先(TEL、FAX、E-mail) を明記してお申込下さい。(申込み多数の場合は
早めに締切ることがございます)

問合先: (財)バイオインダストリー協会 先端技術情報部会事務局 
担当:矢田・森下・穴澤  電話:03-5541-2731