09年10月7日から9日、パシフィコ横浜で開催される我が国最大のバイオ展示会・シンポジウム・オープンイノベーション・アリーナであるBioJapan2009に出展し、シーズ導入や共同研究の相手先を求めるフランスsanofi aventis社/sanofi pasteur社の狙いを、同社の日本法人、サノフィ・アベンティス サノフィパスツール ワクチン部門のFrank Perraudin執行役員・部門長にインタビューした。同社はワクチンに関するあらゆる技術の導入を希望している。昨年就任したsanofi aventis社の新CEOの方針で、外部とのオープンイノベーションに踏み出した同社は、BioJapan2009を重視、多数のコンタクトを期待していた。「当社と組めば、迅速にワクチンの開発から製造、そして販売まで可能だ」。わが国では北里研究所とワクチン開発で長期にわたって戦略的に提携している実績を誇っている。
 同社とはマッチングソフトでコンタクト可能だ。また、セミナーやランチョンの参加事前登録(無料)はここをクリックして申し込み願いたい。(聞き手、宮田満)

---焦点を当てている疾患領域は何か?
 sanofi aventis社は幅広い疾患で新薬を開発しているが、BioJapan2009ではワクチンに的を絞って、技術シーズや製品を導入したい。抗体医薬など受容的な免疫治療法にも興味がある。
 まず新興感染症に加え、幅広い感染症のワクチンの共同開発を期待している。感染症だけでなく、がんワクチンなど新しいアイデアのワクチンもレビューしたいので、提案願いたい。

---BioJapan2009で求める具体的な技術・製品は何か?
 ワクチンに開発に関係する技術やシーズなら何でも持ち込んで欲しい。
 勿論、新規の中和抗原やワクチン、また感染症の治療用抗体が第一だ。既存のワクチンでも、抗原の免疫原性を増強する技術(抗原のキャリアたんぱく質やたんぱく質多糖体結合技術など)や副作用を低減させる技術は重要だ。
 また、ワクチンの免疫反応を増強するアジュバントも強力で安全なものを探している。特にTh1やTh2の免疫反応を促進させる活性のあるアジュバントや免疫反応を増強したり修飾したりするワクチン用遺伝子導入用ベクターなどに興味がある。新しいワクチンの保存剤や安定剤にもニーズがある。
 もう一つは、ワクチンを投与する新規デバイスだ。経鼻投与や経口投与など新しいワクチンの接種経路を可能とするデバイスを求めている。
 
---もう少し基礎的な研究や技術に興味はないか?
感染症の標的抗原の選抜法や抗原性に関与する糖鎖の分析方法なども導入したい。また、免疫防御反応の特性解析や評価方法、さらにはワクチン開発に応用可能な基礎免疫分野(自然免疫、免疫寛容、免疫反応の調整研究など)の共同研究も希望している。また、ワクチンおよび免疫治療薬を対象とした疫学研究なども重視している。
ヒト疾患の動物モデルやゲノミクスやプロテオミクスなどの新しいプラットフォームも必要だ。データ処理のための革新的なバイオインフォマティックスも提案していただきたい。また、ワクチンといっても個の医療の波がやってきている。病態のバイオマーカーや対象患者を選別するバイオマーカーも欲しい。
加えて、 抗原生産のための原核細胞や真核細胞株、バイオリアクターの新技術、培養や分離精製プロセスなど、ワクチンの製造技術にも関心がある。受託製造企業や臨床試験を受託するCROとも面談したい。

---アポイントや面談希望者に対する要望はあるか?
 日本語でも可能だが、できれば英文で電子ファイルとして、簡潔にシーズや技術を記述した書類を用意して欲しい。
 とにかくワクチンに関連したものは何でも、提案して欲しい。まずはマッチングソフトで面談を申し込み、
万が一、アポが取れなくても展示場のブースを訪問願いたい。皆さんとネットワークを形成することを強く希望している。
(この記事は特別に全文無料で提供しています)


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