09年10月7日から9日、パシフィコ横浜で開催される我が国最大のバイオ展示会・シンポジウム・オープンイノベーション・アリーナであるBioJapan2009に出展し、提携先や共同研究の相手先を求める協和発酵キリンの狙いを、同社の大河原秀樹事業開発部長にインタビューした。同社は独自の次世代抗体技術(ポテリジェント、KM、コンプリジェント、ポリクローン抗体)のライセンスと後期開発品や製品の導入を希望している。
同社とはマッチングソフトでコンタクト可能だ。また、セミナーやランチョンの参加事前登録(無料)はここをクリックして申し込み願いたい。(聞き手、宮田満)
---BioJapan2009で求めるものは何か?
 まずは協和発酵キリンの技術に興味を持ってもらうことだ。中でも、当社は抗体医薬に特化し、独自技術を持っており、まずは皆さんに知っていただきたい。
 次世代の抗体開発技術では第一に抗体の糖鎖を修飾し、抗体依存性細胞障害活性を増強するポテリジェント技術がある。第二は完全ヒト抗体を作るためのKMマウス(マウス抗体遺伝子をノックアウトし、人工染色体によってヒト抗体遺伝子を導入したマウス)がある。同社はこれらの技術を永年にわたって技術導出を行ってきた。海外では多数の製薬企業やベンチャーが技術導入している。我が国でもBioJapan2009を機会に知っていただきたいと思っている。両者の技術を組み合わせて開発した高ADCC活性ヒト抗体はもう臨床試験に入っている。
もう少しアーリーな次世代抗体開発技術にコンプリジェントがある。これはIgG1とG3のアイソタイプキメラ分子で、補体を活性化する作用を強化できる。まだコンプリジェント技術で開発した抗体医薬は臨床試験にははいっていない。
 さらにはヒトのポリクローン抗体をウシで製造する技術でもパートナーを探している。同社が買収した米Haematech社と開発した技術で、ウシの体内でヒト抗体を生産することができる。すでにヒト抗体を生産するウシはできている。是非とも技術内容を紹介し興味を持ってもらいたい。客観的に皆さんがどう思われるのか、手応えが欲しい。この技術は他社の追従を許さない。イムノグロブリン製剤や抗サイモグロブリン製剤などはヒトのポリクローン抗体に変る可能性がある。がんや感染症にも応用可能だと考えている。

---抗体医薬などの導出も希望しているか?
製品導出に関しては、若干アーリーな案件も含めてご紹介できる。循環器疾患、中枢神経系疾患とがん、感染症などの治療薬だ。これらの中には、がんの治療薬を含めた抗体医薬が5-6品目はある。

---提携の形態は?
いろんなスタイルで提携したい。例えば、良い抗体とポテリジェントを組み合わせてよい抗体を共同開発するやり方もある。バイオベンチャーや国内の会社との提携を狙っている。バイオベンチャーであれば、販売や開発のテリトリーを分けるなど柔軟に対応したい。これから抗体医薬をめざすベンチャーは、どうぞ当社に興味をもってコンタクトして欲しい。

---製品や技術導入にも興味はあるか?
導入については、今回は後期開発品で、フェーズ3もほぼ終了している製品や申請中の製品を求めている。日本でこの数年間に売りが立つものを導入したいと強く思っている。現在販売している製品の共同販売提携も含めて検討したい。
販売力は循環器、CNSと消化器もある。ほぼすべての領域で販売可能だ。我が国では開業医向けのMRを500名も抱えている。領域には拘らない。共同販売も含めて、製品を持ち込んで欲しい。当面は日本、アジア市場を想定している。直ぐに売れる製品なら、欧米での販売も条件次第、販売力は欧州に若干ある。米国にはないが、将来は欧米での販売網の構築も考えたい。

---基礎的な研究に興味はないのか?
腎臓、がん、免疫アレルギーの領域を研究のレベルよりやっている。

---アポイントや面談希望者に対する要望はあるか?
 
マッチングソフトをまず利用してコンタクトして欲しい。当社の希望案件はマッチングソフトに十分書き込んであるので、まずそれを参照して、コンタクトいただきたい。大手製薬企業のアプローチも期待している。
(この記事は特別に全文無料で提供しています)


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