09年10月7日から9日、パシフィコ横浜で開催される我が国最大のバイオ展示会・シンポジウム・オープンイノベーション・アリーナであるBioJapan2009に出展し、シーズ導入や共同研究の相手先を求めるノバルティス の狙いを、同社事業開発統括部の塩見幸雄S&E部長兼ライセンシング部長にインタビューした。今回のBioJapan2009ではスイスNovartis社のJ.Reinhardt最高執行責任者が基調講演(K-1、10月7日9時30分から)に、また、事業開発のトップも来日しランチョン(E-9、10月9日12時30分から)で講演するなど、日本重視の姿勢を示している。同社とはマッチングソフトでコンタクト可能だ。また、セミナーやランチョンの参加事前登録(無料)はここをクリックして申し込み願いたい。(聞き手、宮田満)

---焦点を当てている疾患領域は何か?
 疾病総てが対象である。但し、循環代謝疾患、がん、神経疾患、呼吸器疾患が4つの柱、最近はワクチンも大きなビジネスになってきた。子会社のSandoz社によるジェネリックやバイオシミラー事業もある。ジェネリックに関しては、サンド薬品がBioJapan2009で別のブースで出展しているので、そちらにコンタクトしていただきたい。治療薬とワクチンで、後期であれば後期であるほど具体的なライセンス交渉の対象となるだろう。但し、アーリーなものも是非、レビューさせていただきたい。
当社の新薬候補のポートフォリオの25%超が抗体医薬となっている。抗体医薬やワクチンなどのバイオ医薬にも強い関心がある。
---幅広い事業展開をしているが、動物薬やOTCなどのシーズは評価するのか?
 BioJapan2009展示会場のノバルティスのブースでは、動物薬もOTCのライセンス担当者も詰めている。海外から2名来日して、皆さんの訪問を待っている。
---もう少し基礎的な研究や技術に興味はないか?
 創薬のプラットフォーム技術は結構充実しているので、何か目新しい技術やシーズであることが必要だ。
 新しい疾患の標的分子(酵素、受容体など)や生理作用や病態の解析に役立つバイオマーカーなどのシーズや知見を求めている。疾患モデル(in vivo、in vitro、in silico)、さらには創薬のためのアッセイ法の改善(機器や試薬)、スクリーニング法自体にも興味がある。中でも、創薬を支援する情報技術とイメージングの重要性が増しており、こうしたシーズもどんどん提案した欲しい。
---アポイントや面談希望者に対する要望はあるか?
今年は3日間、担当者が展示会場のブースに張り付く。実際の面談の時には、日本にSE(探索と評価部)が存在するため、日本語の書類でも良い。最初はとにかくフランクに話しをしたい。マッチングソフトでコンタクトを取り、ブースを訪問していただきたい。面談は広く希望します。マッチングソフトに登録している2割から3割はもう既に顔見知り、一部はもうコンタクトしている。
創業したばかりの若いベンチャー企業にお会いする時に、何が言いたいのか?何を当社に提案するのか不明確な場合が多い。何を持っていて、何をノバルティスに求めているのか?シンプルに説明いただきたい。「我が社は何もかもできる」というのが最も嫌うケースだ。メッセージはシンプルな方が良い。
また差別化ができていないプロジェクトも問題だ。競合企業や他の技術との相対的な優位点を明確に訴えて欲しい。
 技術シーズも重要だが、病気を治したい、治療薬開発に熱意を持っている企業が良い。こうした気持ちの入っている企業やベンチャー企業と面談したい。わが国でもどんどん創薬ベンチャーが育って欲しいと希望している。(この記事は特別に全文無料で提供しています)


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