バイオ業界出身の衆議院議員が、2009年8月30日に実施された総選挙で誕生した。東京10区から立候補していた江端貴子氏である。

 江端氏は東京都出身の49歳。大学を卒業して電機メーカー勤務の後、Massachusetts Institute of TechnologyのビジネススクールでMBA(経営学修士)を取得。経営コンサルティング大手のマッキンゼーを経て、1998年にアムジェン(米Amgen社の日本法人、現武田バイオ開発センター)の経営企画室長に就任した。米国本社勤務を経験し、03年には取締役に昇進している。

 アムジェン取締役は03年に退任したが、06年にアステラス製薬の社外取締役に就任し、現在も同ポストにある。05年から07年の間は、東京大学で広報担当の特任准教授なども兼任した。

 東京10区の自民党候補は小池百合子氏であり、有力議員に民主党の無名新人が挑んだケースとして、全国的にも注目を浴びた選挙区だった。8月31日午前0時の時点で、複数の報道機関が江端氏の当確を伝えている。(河野修己)