皆さん。あけましておめでとうございます!今年もよろしくお願いいたします。

 日経BPの橋本さんから記事を催促されてしまい、恒例の新春展望を書くことになりました。

 昨年は、「2007年はバイオ元年、夜明け前と、お伝えしてきたので、2008年はバイオの年、いよいよ夜明けがやってきます」と書いてしまい、外れたのではないかと怒られてしまいました。

 もっとも、「あまりにも大胆な新年予測で、少し心配になってきました」と言い訳は用意しておいたつもりだったのですが、どう皆さんは感じられたでしょうか?

 こんなことをいうとお叱りを受けそうですが、実は私は、当たったのではないかと思っています。

 昨年根拠としてあげさせていただいた内容よりも、2008年は多くの成果が出ています。例えば、J-TECからのジェイスの販売、アンジェスのムコ多糖症VI型の治療薬ナグラザイムの承認獲得・販売、血管再生薬コラテジェン(HGF)の厚生労働省への承認申請、NEOやマザーズへのバイオベンチャーの上場、iPS細胞の発展、など、これらは、私の予想以上に進んだのではないかと思っています。

 しかし、ご存じのように、サブプライム問題に端を発し、世界恐慌になってしまい、バイオベンチャーの株価も低迷したことから、当たったと言っても本当かよ?といわれそうです。

 しかも、日本経済全治3年という麻生総理の見立てが当たるかどうか、わかりませんが、2009年も経済上はあまり良い年にはなりそうにないですね。

 それでも、今年は、バイオの年です!

 このタイトルだけで、オオカミ少年(最も、立派な中年なので、オオカミ中年ですか?)と言われそうですが、昨年はバイオの年?と疑問符がついていました。

 今年は、疑問符から感嘆符というのが、目新しいところです。

 バイオに関していうと、いよいよ風向きが変わるのでないかと思います。実は、2009年は、イベントが目白押しです。アンジェスにかかわる話は、山田社長が別途述べるかと思いますので、ここでは詳細は書きませんが、コラテジェンの承認を含むイベントがありそうです。また、バイオ全体では、いくつかの候補品が承認申請あるいはフェーズIII入りという嬉しいニュースが出てきそうです。

 周辺環境も改善しそうです。もちろん、証券市場へのIPOが少ないという逆風は、2009年もサブプライム問題が残る中では。残念ながら同じかもしれません。

 しかし、スーパー特区による医薬品・医療機器の申請が促進される可能性が高まってきました。また、イノベーション創造機構も本格的に稼働し、バイオベンチャーに対する支援が手厚くなってくるでしょう。

 その意味で、バイオの年であり、バイオ再生元年が2009年ではないかと思います。

 アンジェスが、東京証券市場マザーズに上場したのが、2002年でした。早いもので、既に来年は7年目になります。2002年は、日経平均が8000円を割れた年で、バブル後最安値を更新した年でした。

 その時の証券市場の再生のキーワードは、バイオ、大学発、技術革新などでした。2009年も、同じようにバイオが証券市場再生のけん引役になるのではないかと思っています。

 その理由は、国内景気に左右されないことや、自動車などの旧来型産業の低迷が長引くことから、バイオのようなイノベーション創造産業に期待が集まるだろうということなどです(大胆予測ですので、外れてもおゆるし下さい)。

 既に、アメリカでは、次期オバマ政権では、そのような動きが見えてきています。

 ということで、今年のキーワードは、再生、政界再編、イノベーション、とさせてもらいます。特に、再生は、バイオ再生、証券市場再生、再生医療、などなど、色々なところに出てくるキーワードだと思います。

 ということで、皆様方には今年もよろしくお願いいたします。


+BTJJ+