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学習院大学生命科学セミナーのお知らせ

ノースウェスタン大学医学部神経生理学教授 楢橋敏夫先生に講演(日本語)していただきます。以下のテーマの他、アメリカの教育体制についてもお話しくださるそうです。


「アルツハイマー病治療薬の脳アセチルコリン受容体とNMDA
       受容体に対する作用機構」
 Unique Mechanism of Action of Alzheimer’s Drugs on Brain Acetylcholine Receptors and NMDA Receptors

Toshio Narahashi&s_comma; DVM&s_comma; PhD

  John Evans Professor of Pharmacology
 Department of Molecular Pharmacology and Biological Chemistry
Northwestern University Feinberg School of Medicine
Chicago&s_comma; IL 60611&s_comma; USA

アルツハイマー病は最も重篤な神経系疾患の一つで、その原因は分かっておらず、有効な治療法も開発されていない。アルツハイマー病はコリン作動性およびグルタミン酸作動性のNMDA受容体系の抑制を伴うことが知られているため、いくつかの抗コリンエステラーゼ剤が対症療法として用いられてきた。最近、アメリカ合衆国でNMDA受容体の阻害剤であるメマンチンが重要な薬剤として広く使用されるようになっている。なぜこれらの薬剤が患者の記憶力や理解力をあげるのに働くのだろうか。メマンチンが抑制されているNMDA受容体をさらに抑制してなぜ有効かも大きな課題のひとつである。私たちは最近、パッチクランプ法によって抗コリンエステラーゼ薬剤が、抑制されたコリン受容体だけでなく、NMDA 受容体をも活性化すること、メマンチンがNMDAを介したグルタミン酸受容体系に神経保護作用を通して非常にユニークなやり方で作用することを見出した。これらの研究はアルツハイマー病の、より有効な治療薬の開発に向けての道を開くといえよう。
 
日時:2008年11 月28日(金)16:30~17:30頃
場所:学習院大学 西2号館301教室(豊島区目白1-5-1、JR山手線目白駅&s_comma; 徒歩3分)
聴講無料、予約不要。多くの方々の御来聴をお待ちしています。
(ポスター添付)


馬渕一誠



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