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株式会社雪国まいたけと連携して、マイタケ・マツタケ等の大規模ゲノム解析に着手

株式会社雪国まいたけ(本社:新潟県南魚沼市/代表取締役:大平喜信)は、玉川大学関連ベンチャーの株式会社ハイファジェネシス(本社:神奈川県横浜市/代表取締役:奥田徹)と連携して、きのこ類の大規模なゲノム(遺伝情報)解析を行い、味や香りをはじめとした優良形質や健康等の特定機能を強化したきのこの開発に着手しました。

その第一弾として当社が生産・販売する「雪国まいたけ」「雪国えりんぎ」「雪国ぶなしめじ」は平成21年2月末の終了を目指し、加えて、長年日本人に愛されてきた「シイタケ」「マツタケ」については同年4月終了予定で、計5種類の食用きのこのトランスクリプトミクスを中心とした遺伝子解析をはじめました。

食用きのこ栽培では先人の試行錯誤と長い経験に基づく技術を駆使して品種の選抜を行い、きのこの保存期間延長、形、味、色などの優良形質を育種してきました。しかし、従来型の選抜試験では優良形質の作出に数年、時には数十年を要することがあります。これらの形質の設計図は遺伝子として記述されていますが、生物は自己の遺伝子を一度にすべて利用しているわけではなく、必要に応じて遺伝子のスイッチを切り替えることで、様々な形質を目に見える形で表現していると言えます。よって今回の遺伝子解析で、その全容が解明されると、味、食感や色という形質に関連する遺伝子を特定することが可能となり、特定された遺伝子をマーカーとして用いることで選抜試験のスピードを大幅に加速し、遺伝子組み換えをすることなく、これまでにない高品位でより美味しいきのこを消費者にいち早く届けることが可能になります。

また、きのこ類は一般にグルカンという多糖類を多く含み、シイタケのグルカンのように抗がん剤として利用されているものもありますが、グルカンは組成の特定が困難で、きのこの種類や品種によってもその効果がばらつくため医薬品としての許認可が難しいとされています。このたびマイタケの遺伝子を解析することで当社が健康食品として製造販売しているグルカンからなるマイタケ抽出物(MDフラクション®)の品質管理を遺伝子レベルで行うことが可能となり、品質管理、機能性などの面を強化できるものと考えています。

なお当社が特許製法を持つマイタケ抽出物(MDフラクション®)は、2001年より米国のスローンケタリング記念癌センター(MSKCC)において統合医療用の研究材料としても使用されています。当社では今回の大規模ゲノム解析の実施を踏まえ、社内に「雪国まつたけ開発プロジェクトチーム」(チームリーダー:執行役員 研究開発室長 農学博士 西堀耕三)を発足、マツタケをはじめとして人工栽培が困難とされているきのこ類の開発強化を図るとともに、遺伝子解析で優良形質に働く遺伝子を特定することで、風味豊かなマイタケ、食感が楽しいエリンギや味の良いシメジなど、それぞれのきのこにおいて個々の特徴をさらに高めた優良な菌株の開発にも取り組むことにしました。当社はきのこ総合企業としてきのこに関わるすべての事象について、遺伝子レベルでの情報を活用し研究開発を推進してまいります。

(注)今回の当社の取組みはゲノム(遺伝情報)解析により、個々の菌株に応じた最適な栽培条件を推定し、きのこ栽培において影響力の大きい培地組成、水分、温度管理などの外的環境をコントロールすることで優良な形質のきのこを開発するものです。当社では品種改良を目的とした「遺伝子組み換え」はいたしません。

さらにこれに関連して、(株)ハイファジェネシスの土台である玉川大学学術研究所 菌学応用研究センター主催のワークショップのお知らせです。

◆◆◆◆第18回微生物資源ワークショップ◆◆◆◆
First circular
微生物の産業利用・・・ゲノムと表現形質をつなぐもの パート2

皆様、大変ご連絡が遅くなりましたが、前回のゲノムと表現形室をつなぐものパート1に続き、パート2のお知らせです。バクテリアからキノコまでのゲノム解析、トランスクリプトミクス解析を含め、食品や環境分野への応用も目指します。水がおいしく後ろに富士山をいだく三島の東レ研修所にて、開催します。例年ですと土曜日も講演を行っていますが、今回は日帰りでも参加できるようにいたしました。三島から新幹線でとんぼ返りするか1泊して参加者と心ゆくまで討論するか選択肢があります。どちらでも結構ですのでぜひご参加ください。
http://www.tamagawa.ac.jp/sisetu/gakujutu/alsrc/wmr.htm

「微生物の産業利用・・・ゲノムと表現形質をつなぐもの パート2」
日 時: 2008年10月31日(金)14:00から11月1日(土)9:00まで
場 所: 東レ総合研修センター 中研修室
新幹線・東海道線「三島」駅北口から徒歩12分
〒411-0032  静岡県三島市末広町21番9号
Tel:055-980-0333 Fax :055-980-0350
http://www.toray.co.jp/location/loc_401.html
http://www.at-s.com/bin/YELL/YELL0020.asp?id=D564262641
主 催: 玉川大学学術研究所菌学応用研究センター 奥田 徹・星野達雄
お問い合わせ: 〒194-8610 町田市玉川学園6-1-1 玉川大学学術研究所 奥田 徹
TEL & FAX 042-739-8669 (office)
torula@lab.tamagawa.ac.jp
募集人数: 先着40名
申し込み締め切り: 10月20日(月)
参加費: 第1部のみ5000円、第2部まで9000円、宿泊込み17000円

プログラム(タイトルは仮題)
10月31日(金)
第1部 バイラテラル
14:00 はじめに 星野達雄 玉川大学学術研究所
14:10 「オミクス研究への高速シーケンス技術の利用」 北川正成 タカラバイオ(株)
14:50 「次世代シーケンス解析技術とその先にあるもの」 西 達雄 (株)ジナリス
15:30 「菌類バーコード化の背景と将来性」 安 光徳 (株)テクノスルガ・ラボ」
16:10 コーヒーブレーク
16:40 「Multi-OMICS解析から見えてくるバクテリア代謝の頑強性」
中東憲治 慶應義塾大学先端生命科学研究所
17:20 「ゲノムからバイオエタノールへ」 DSM(交渉中)
18:00 おわりに、玉川大学創立80周年に向けて 奥田 徹 玉川大学学術研究所
18:10 終了
第3部
20:00 懇親会
23:00 就寝
11月1日(土)
7:30 朝食
9:00 解散


第18回微生物資源ワークショップ申込書
第18回微生物資源ワークショップの参加登録を致します。
□ 第1部のみ参加します □ 第2部まで参加します □ 宿泊します
ご芳名
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ご所属
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ご住所 〒

TEL FAX
Email

ご芳名とご所属は英文を併記してください

微生物資源ワークショップについて
わたしどもは2000年から年2回、主として企業の研究者、研究管理の責任者を対象に情報交換の場として微生物資源ワークショップを開催して参りました。春は玉川大学学内で土曜の午後、秋は温泉地などで泊まりがけで行っています。春は70~100名、秋は40名くらいの参加者があり、いつも好評です。これまでのワークショップの内容は、単に講演を一方的に聞くと言うより、インターアクティブに情報交換を行う。あるいは学会では話せない内輪話、失敗談、オフレコの話をみなさんでシェアしています。そのため参加は登録が必要で、記録は残しません(講演の録音、録画、撮影禁止)