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金沢大学学際科学実験センターでは、毎年2回程度「生命工学トレーニングコース」を開催しておりますが、2005年から始めました「発生工学・基礎技術コース」(実験動物研究施設担当)が好評でしたので、今年も下記の要領で開催いたします。
遺伝子改変動物を用いた研究は、現在の生命科学研究では必須の方法論となっていますが、動物個体の遺伝子を改変するには高度な技術を必要とすることから、広く一般に行われているわけではありません。「発生工学・基礎技術コース」では、遺伝子改変マウス作出の基礎技術であるマウス胚の基本操作の習得を目的とします。この技術は、遺伝子改変マウスの作出だけでなく、凍結受精卵による動物の授受や飼育スペースの削減、受精卵移植による感染マウスのクリーニング、着床前のマウス胚の研究など、いろいろな方面に応用ができるものです。また、科学的、倫理的に適正な動物実験や、遺伝子組換え動物の取扱い等の基本的な考え方を正しく理解することができると考えています。貴機関・施設から奮ってご応募くださいますようご案内いたします。
○ 対象:大学、病院、試験研究機関、民間企業の研究者・技術者及び大学院生等
○ 内容:実習と講義を組み合わせ、発生工学の基本原理に対する理解を深める。
[コースの概要]
・ホルモン処理による過剰排卵誘導
・精子と未受精卵の採取と体外受精
・2細胞期卵の採取と凍結保存
・偽妊娠受容雌作成のための雄の精管結紮手術
・凍結卵の融解と卵管内移植
・学外講師による発生工学セミナー
「ENUミュータジェネシスを利用した標的遺伝子変異ラットの作製方法」
真下知士 先生(京都大学大学院医学研究科附属動物実験施設)
○ 日時:2008年11月12日(水)9時~11月14日(金)17時(全日程参加が原則)
○ 場所:金沢大学学際科学実験センター・実験動物研究施設
○ 募集人員:10名
○ 参加費:講習料36300円(消費税込)、懇親会・茶菓子等5000円
○ 申し込み方法
Webサイト:http://web.kanazawa-u.ac.jp/~med38/course.html
内容に関する問い合わせは浅野(asano@kiea.m.kanazawa-u.ac.jp)まで
○ 申込〆切:10月24日(金)
参加決定は10月28日(火)までに各応募者宛に通知します。