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疾患生命工学センター 先端研究セミナーのお知らせです。

新規ダイオキシン応答領域の同定とチロシン水酸化酵素プロモータアッセイへの応用

2008年10月3日(金) 午後13時15分~14時30分
疾患生命工学センター セミナー室 
(医学部一号館 2階 N204室)

吉村 斉湖 先生
(株)東芝 研究開発センター 機能材料ラボラトリー

 多環芳香族炭化水素類やハロゲン化芳香族炭化水素類は、生体内に取り込まれ、発達期の脳に影響を与えることが報告されている。チロシン水酸化酵素(TH) は、ドーパミン生合成の律速酵素であり、ドーパミン神経細胞の機能マーカーである。
 吉村先生達のグループは、ダイオキシンが、未分化神経細胞において、水酸化酵素(TH)遺伝子の発現を上昇させるだけではなく、ドーパおよびドーパミン量も増加させることから、TH 遺伝子はダイオキシンの脳における標的分子のひとつであり、ドーパミン神経系の異常活性化は、ダイオキシンの神経毒性の作用によることを見いだした。 ダイオキシンによるTH 遺伝子の誘導は、アリルハイドロカーボン受容体(AhR)への結合と転写活性化に依存しているにもかかわらず、TH 遺伝子の上流域には、AhR 結合のコンセンサス配列であるXRE が存在しない。そこで、TH 遺伝子上流域におけるダイオキシン応答配列の探索を進め、XRE とは異なる制御配列(AhRE-TH)を見出した。 
  吉村先生達は、このAHRE-TH をエンハンサーとした新しいレポータージーンアッセイであるTHアッセイの開発を行っている。今回は、先生方の新たな知見をご紹介いただく。


ご関心の有る方は、ご自由にご参加ください。


連絡先: 掛山正心/遠山千春 kake@m.u-tokyo.ac.jp; Tel. 03-5841-1415
      (疾患生命工学センター 健康環境医工学部門)




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