第28回アグリバイオインフォマティクス・セミナーが下記の要領で開催される。最新情報は「バイオ関係者、皆のホームページ」学会・補助金欄、もしくはHot Newsの上フレームにある分野別Hot Newsセミナー学会を選択してアクセスできる。
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日時:10月2日(木)13:30-16:45(約15分間休憩を含む)

場所:弥生講堂アネックス 研究棟アネックス1(セイホクギャラリー)[農学部正門入り左の新しい建物の1階]

参加登録:不要
参加費:無料

タイトル:「計算機による薬物の探索」

講師:福西快文 先生(産総研生物情報解析研究センター)

要旨:計算機上で医薬品の探索を行う手法は、主に、標的蛋白質の立体構造をもとに、それに結合しうる化合物を探索するstructure-based in silico screeningと、既知活性化合物の類似化合物探索を行うligand-based in silico screeningの2つがある。ドッキングソフトDOCKが開発されて以来、約50種類のソフ トが開発されてきた。多くのドッキングソフトは蛋白質―化合物複合体構造既知の場合、50‐60%の確率で精度2Åで複合体構造を再現できる。タンパク質の立体構造に、化合物が結合するかどうかを計算により判定することで、仮想的な化合物データベースから薬物を探索する「in silico薬物スクリーニング」は実用レベルである。しかし、スクリーニング計算が、実験より有効となる割合は、約50%に過ぎない。複合体構造を再現することと、活性化合物を 予測することは別の課題であり、万能なソフトウェアは存在せず、できるだけ多くの標的に適用可能なスクリーニング手法の開発と、標的ごとに特化した高精度のスクリーニング手法の開発が重要であると 考えられる。近年、様々な情報処理技術によってスクリーニング計算は、その信頼性を高め、有効な創薬研究手段になってきている。

問い合わせ:東京大学大学院農学生命科学研究科アグリバイオインフォマティクス