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臨床研セミナーのご案内です。参加無料で事前登録も必要ありませんので、ご関心のある方はどうぞ会場にお越し下さい。

日時:7月23日(水)午後3時~4時30分
場所:東京都臨床医学総合研究所2階会議室 http://www.rinshoken.or.jp/access/access.html
講師:大阪大学生命機能研究科・医学系研究科 仲野 徹教授
演題:発生・分化とDNAメチル化制御
要旨:発生・分化において、ヒストン修飾やDNAメチル化制御といったエピジェネティックな遺伝子発現制御が重要な役割を果たしていることが明らかにな
りつつある。特に、初期発生と生殖細胞の成立においては、DNAのメチル化パターンはダイナミックに変化する。しかし、DNAメチル化がどのように制御
されているのかについては不明な点が数多く残されている。
 今回のセミナーでは、我々の研究室において解析を進めている、DNAメチル化制御に重要な機能を有する二つのタンパク、PGC7/Stellaと
PIWIファミリー遺伝子MILIについての研究成果を紹介する。PGC7/Stellaは、未分化な生殖細胞である始原生殖細胞と卵細胞、そして、初
期胚に特異的に発現するタンパクであり、DNA脱メチル化を阻害して、ゲノムの「不均等性」成立に重要な役割を果たしている。また、MILIは、精子形
成におけるDNAのde novoメチル化に必須なタンパクであり、おそらくpiRNA(piwi interacting
RNA)という生殖細胞特異的なsmall
RNAを介してDNAメチル化制御に関与している。これら二つのタンパクのDNAメチル化制御機構から、DNAメチル化制御の複雑さと生物学的な意義に
ついて論じたい。
<関連する発表論文>
1.T. Nakamura&s_comma; Y. Arai&s_comma; H.Umehara&s_comma;et al.PGC7/Stella protects against
DNA demethylation in early embryogenesis. Nature Cell Biology&s_comma; 9:
64-71&s_comma; 2007.
2.S. Kuramochi-Miyagawa&s_comma; T. Watanabe&s_comma; K.Gotoh&s_comma;et al.DNA methylation of
retrotransposon genes is regulated by Piwi family members MILI and
MIWI2 in murine fetal testes. Genes & Development&s_comma; 22: 908-917&s_comma; 2008.

世話人:原 孝彦




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