東京大学大学院農学生命科学研究科アグリバイオインフォマティクスのホームページが下記内容へ更新、もしくは開設された。最新情報は 
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我々は細胞内におけるATPの95%を尿素から作るウレアプラズマの解糖系にかかわる酵素群のアミノ酸置換速度が他のマイコプラズマよりも速いことから、細胞内における機能的制約が低下していると推測した(J Mol Evol 65:249-258)。今回、オメガ値(非同義的置換率/同義的置換率)を網羅的に算出し、ウレアプラズマと他のマイコプラズマで有意な差があった16の遺伝子を抽出した(J Mol Evol in press)。16の遺伝子中、オメガ値がウレアプラズマで他のマイコプラズマよりも高かったものは6つあり、その中の3つが解糖系酵素であることを明らかにした。すなわち、これら3つの解糖系酵素の機能的制約が緩んでいることを示す。ウレアプラズマが系統進化上分岐したこととATP合成システムの転換がどのように関係しているか注目したい。比較ゲノムより遺伝子塩基置換と機能的制約を関連付けることは、ポストゲノム研究における一つの重要なテーマであると考えている。