脂肪細胞と骨芽細胞はいずれも中胚葉由来の間葉系細胞から分化する。この分化のクロストークをゲノムワイドで解析するシステムを、岡崎康司・埼玉医科大学教授 ゲノム医学研究センター副所長が構築することに成功した(関連記事1)。文部科学省のゲノムネットワークプロジェクトの一環で進めている研究の成果(関連記事2)。

 脂肪細胞への分化と骨芽細胞への分化を完全に制御できるシステムを構築した。先に確立した脂肪細胞の分化系に比べ、骨芽細胞の分化系の方はシステム作りに半年を要したという。

 岡崎教授らは当初、先に独自開発していた、多分化能を有するヒト間葉系細胞DFAT-Hを、クロストークの研究に用いる計画だった。しかし、骨芽細胞に分化させる制御が困難だったため、現在はST2細胞(マウス骨髄由来ストローマ細胞)を使っているという。

 「6年以上、外来を見てきた。臨床と基礎、両方のアプローチが必要。出口をしっかりと意識した研究が大切」と岡崎教授は強調する。(河田孝雄)



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※07年5月号(第17号)の目次を紹介します。

2 短期集中連載
 法人化後の大学 九州大学

5 リポート
 ゲノム転写制御ネットワーク
 白髭克彦・東工大准教授
 油谷浩幸・東大教授
 浅原弘嗣・国立成育医療セ研部長
 岡崎康司・埼玉医大教授
 井上聡・東大客員教授

12 連載「さきがけCloseUp」
 第4回 加藤大・東大特任准教授

18 連載「遺伝統計学へようこそ!」
 第3回 ゲノム研究で必要な統計情報

22 連載「プロが教えるラボ清掃術」
 最終回 基本が技術だという信念

24 連載「キャリアチェンジ研究所」 
 第11回 水産資源を漁業で管理

29 広告索引

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