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東京医科歯科大学

21世紀COEプログラム

歯と骨の分子破壊と再構築のフロンティア



第4回COEシャペロンフォーラム



ヒト軟骨細胞による内軟骨性骨化

---細胞老化・脱分化を規定する細胞判別式の作成---

梅澤 明弘先生

(国立成育医療センター研究所 生殖医療研究部長)

会場 東京医科歯科大学 歯学部4階特別講堂、大会議室

時間 2007年5月11日(金)午後12時30分?4時30分

ヒト軟骨細胞による内軟骨性骨化---細胞老化・脱分化を規定する細胞判別式の作成---


国立成育医療センター研究所 生殖医療研究部長

梅澤 明弘先生



 ヒト多指症の軟骨に由来する細胞は、増殖因子を含む培地にて極めて高い増殖能を示し、4週間でPopulation Doubling (PD) 30-35に達した後にReplicative senescenceに陥る。増殖
させた軟骨細胞(PD10)を免疫不全動物(NOG)の皮下織に移植すると、移植後2週間程度で硝子軟骨形成を示し、移植後8週から12週にて内軟骨性骨化を示した。この骨形成を伴う軟骨形成能は分裂回数に依存し、継代ごとの培養細胞グローバル遺伝子発現解析と生体における形質を訓練データとし、ヒト培養細胞の判別分析を試みた。すなわち、訓練データを利用して、判別に用いる遺伝子(説明変数)を決定し、その後、分化能を規定する細胞判別式(判別境界)を求めた。細胞老化ならびに脱分化を規定する最小遺伝子セットを明らかにすると同時に、軟骨形成の説明変数としてMMP13&s_comma;
Col9alpha3&s_comma; Chondroitin beta1&s_comma;4 GalNAc-Tの3変数をリストし、係数を決定した。細胞培養の老化過程における軟骨形成能および形態の変化は劇的にもかかわらず、主成分解析の結果、総遺伝子発現の変化は漸次段階を踏む。軟骨細胞の培養過程における老化は、生体軟骨分化を一部シミュレートし、分裂回数に依存し、段階的に生じる。







(梅澤 明弘先生御略歴)

1985 慶應義塾大学大学医学部卒業

1990 慶應義塾大学博士 (医科学研究科 )

1989-1991 慶應義塾大学医学部病理学教室 助手

1991-1992 米国カルフォルニア大学サンディエゴ校内科学教室 研究員

1992-1995 米国ラ・ホヤ癌研究所(現バーナム研究所)研究員

1995-1999  慶應義塾大学 専任講師(医学部病理学教室)

1999-2002  慶應義塾大学 助教授(医学部病理学教室)

2002-    国立成育医療センター生殖医療研究部 部長






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