私は、2007年バイオ業界における技術移転・産学連携関連のテーマとして、「前向きな撤退戦略の構築」を挙げます。
 今年度から施行されている第三期 科学技術基本計画のキーワードは「科学の発展と絶えざるイノベーションの創出」であり、今後数多くの「イノベーション施策」が実施されるでしょう。また、大学発を含めたバイオベンチャー起業数、並びに大学等公的機関との共同研究プロジェクト件数も、増加の一途をたどっています。
 しかし今年は、優れたバイオベンチャー、並びに良質の研究を継続させるため、また、国策である「イノベーション創出」確率をさらに上げていくために、「どう撤退するか(させるか)」という議論を活発化させ、実行に移していく必要があります。 その際、撤退の是非のみを決定するのではなく、撤退「戦略」を立てることが重要です。前向きな撤退は、後ろ向きの失敗ではなく、必ずやバイオ業界の発展へとつながると私は考えます。


2007年新春展望特集


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