2007年は新興感染症とがんに対する有効な治療と予防が、世界に共通したニーズとして際立つ年になるでしょう。切札の一つとして期待される「完全ヒトポリクローナル抗体技術」の完成を急ぎたいと思っています。

 また2007年はキリンの医薬事業が生まれてから25年の節目の年に当たり、キリンファーマ株式会社として自立する年でもあります。これまでの25年間は日本とアジアのキリン医薬でしたが、これからの25年間はグローバルなスペシャリティファーマとして、飛躍的な成長を実現して行きます。

その基盤となるのは、25年間にわたり築いてきたバイオ医薬品の開発力であり、その基盤の上に抗体医薬品と細胞医薬品の二本の柱を世界に向けて立ち上げて行くつもりです。柱の立ち上げを加速し、さらに強化するために、今年から始まる3ヵ年の中期経営計画では、思い切った投資も考えています。

 グローバルなスペシャリティファーマとしての第一歩は、医薬探索研究所が生み出した自社抗体医薬品を、米国で自らの手によって開発することから始めます。ここ数年来私達は、キリン医薬の強味である完全ヒト抗体技術の利点をフルに生かす医薬品開発の準備を進めて来ました。今年は、新しい25年に向けたチャレンジを始めたいと思います。新生キリンファーマ株式会社にどうぞご期待ください。


2007年新春展望特集


+オピニオン+細胞工学+免疫++