第三次科学技術基本計画と安倍総理のイノベーション25声明を受けて、わが国のライフサイエンスの基盤整備と実用化へ向けた動きがますます加速されるであろう。同時に、ポストゲノムとして強化されてきたいくつかの基盤整備は評価の時期を迎え、新たな枠組みとして捉えなおされる。

このような状況に加え、医療分野での社会的な要請もますます高くなり、医療費の抑制、薬剤の適正使用、がん診療の均てん化、治験の活性化など、科学技術の進歩と並行してどのような社会整備が必要か、論議が続くであろう。

抗体医薬に代表される分子標的薬の開発競争はますます激化していくと思われる。当社はロシュ、ジェネンテックと連携してこの分野のリーダーとして、がん領域にとどまらず、難治性の慢性疾患へ大きく展開する意気込みで2007年を迎えている。

昨年申請した8品目の早期上市に向けた努力と、医療ニーズの変化を適格に反映した市場戦略を展開したい。中でも、がんに特化したオンコロジーユニットの設立により医療現場での高い評価を受けたいと願っている。

創薬から市場展開まで創造的なライフサイクルマネージメントを行うことで、既存領域のみならず、新しい疾病領域にも革新的新薬を送り出せるような一年でありたい。


2007年新春展望特集


+ガン+免疫+オピニオン++