わが国のTRの鼎の軽重が問われる年になる。
 新薬も、再生医療・細胞治療の開発も、その隘路の原因は共通している。基礎、臨床を問わず、TRに携わるものには、開発に必要なインフラから薬事・医療行政に関するまで幅広い知識と慧眼が必要であるし、規制サイドには逆のことが要求される。
 また、社会にTRの重要性を説き、患者さんにTRへの理解を求める啓蒙活動を展開してゆくことが肝要である。研究者、臨床医、ベンチャーを含めた企業、行政、ベンチャーキャピタル、それに患者さんを含めたオールジャパンの体制の構築が必要である。
 研究や開発に企業とアカデミアの垣根があってはならない。確固とした見識と倫理観のもとに、企業とアカデミアが融合してゆく方向(フリーゾーン)を目指すべきである。米国、EUに伍して、アジアとしての1極を形成する力量がわが国にあるか、ROW (Rest of World)のなかの1国としての評価に終わるか、今、分水嶺に立っている。

2007年新春展望特集


+オピニオン+ファーマ+大学++