国立大学は法人化され、補助金および人件費削減が突きつけられ、激動の時代を迎えている。
 かかる状況で、国民の期待に応えられる高い教育と研究を発展させるためには、少なくとも限られた人材を効率よく配置する必要がある。
 医療分野のバイオ研究においても、医学領域だけでは国際競争に対応できないことは明白であり、工学、理学、農学分野なども連携した研究体制からなる学際領域を大学院の中に設立する必要がある。
 また、多分野からの構成では、具体目標の設定が不可欠であり、プロジェクトに参加し、短期間に成果を挙げるという教員自体の意識改革も必要である。
 この中で大学院生は、高度の知識・技術だけでなく、従来の細分化された枠では育成が困難な倫理性、応用能力、総合的判断力などを身につけことが可能となり、明日の日本を背負う研究者の輩出が可能となる。


2007年新春展望特集


+大学+オピニオン+++