昨年は、我が国の先進医療技術、イノベーションにとっての元年だった、と言えるのではないか。
 これまでは、長年の既成概念に縛られ、諦め、それぞれのセクター毎に、既存の利益を守ることしか考えられなかった。というと言い過ぎだろうか。
 しかし、今は違うはずだ。国民医療の危機的状況に直面し、業界、学会、行政、政治、さらにはマスコミ等も、主体的に考え、行動し始めている。立場や組織の違いはあっても、「質の高い国民生活の実現に貢献したい」という、皆、共通の強い思いを持っている。
 問題点を指摘し、犯人を捜すだけでは何も解決しない事は良く解った。皆が自分の問題と捉え、それぞれの立場で何ができるかを真剣に考え始めている。セクター間で利益を争う前に、質の高い国民生活の実現なくして、この分野で働くものに利益などあるはずがないではないか。
 手ごたえを感じているのは私だけではないはずだ。方向は初めから解っていた、一人で走っても無駄だと、みんな諦めていただけ。今は皆が、全てが動き始めた、もう、後ろを振り返る必要もない。後は目標に向かって突っ走るのみ。
 あれ、今年は何年だったっけ?

2007年新春展望特集


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