農業生物資源ジーンバンク事業では、センターバンク、サブバンクが一体となって国内外の植物・微生物・動物等の遺伝資源を収集・保存し、研究や教育用に提供している。近年、食料問題ばかりでなく環境問題の解決にも遺伝資源の利用が注目され、またゲノム研究などが進むにつれ、遺伝資源の用途はどんどん多様化してきている。

 ところで、世界中の遺伝資源を集めると、イネだけでも42万点を超える数がある。この中から、研究目的にあった系統を探し出すのは至難の技だ。そこで96穴のプレート1枚で扱うことができる系統数で、しかもその種の遺伝的多様性を網羅したリサーチセットの開発を進めている。

 今年は、イネ、豆、雑穀などで次々にこのリサーチセットを公開して、多くの研究者に使っていただけるようにして行きたい。


2007年新春展望特集



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