私たちのグループは、ブタの実験医学におけるモデル動物としての利用を促進するための、研究基盤としてのゲノムリソースの充実に注力してきており、昨年には1万個を超えるブタ完全長cDNA配列の公開も行った。

 本年は、さらなる完全長cDNA情報の充実を目指すとともに、マイクロアレイなどの発現遺伝子解析システムの構築、遺伝子中のSNPを用いた転写マップを完成させ、さらに、国際ブタゲノムシーケンシングコンソーシアムによるゲノム塩基配列の解読の2008年の完了に向けて日本の担当機関としても努力していきたい。これにより、ヒトとマウスのギャップを埋める新しい実験動物としてのブタの利用可能性が広く注目されるようになるものと期待している。


2007年新春展望特集


+先端ゲノム+DNAチップ+オピニオン++