日経バイオテクを発行しました。今号は日経バイオテクビジネスレビューも同梱。ビジネスレビューでは、欧米で使われているワクチンが日本にいっこうに導入されない問題についてCover Storyで取り上げました。

 11月にサノフィパスツール第一ワクチンが申請していたインフルエンザ菌b型(Hib)ワクチン「アクトヒブ」が厚生労働省薬事・食品衛生審議会の医薬品第二部会を通過しました。今後、分科会での審議を経て、近く承認される見通しです。Hibワクチンは、米国では1987年に初めて承認されていますから、日本には20年遅れて導入されたことになります。このほか、不活化ポリオワクチンや、MMR(麻疹、流行性耳下腺炎、風疹)ワクチンなど、欧・米・アジアのどこでも当たり前のように使われているワクチンが日本では承認されていません。Cover Storyでは普段よりも多めにページを割いて、この背後にある問題などを検証しました。

 また、ビジネスレビューのTrend欄では、神経慎重阻害因子をターゲットにした脊髄損傷治療薬の開発を巡る話題、実験動物として注目を集めつつあるブタに関するトピックを取り上げました。好評連載のPipeline Reportのテーマは高血圧治療薬です。日経バイオテクと併せて、日経バイオテクビジネスレビューもご覧ください。

 さて、日経バイオテクは12月18日号で、2006年最後の号となります。2007年1月からは、日経バイオテクの号外として2号に一度同梱してきたビジネスレビューを日経バイオテクに統合し、紙の日経バイオテクをリニューアルします。同時に日経バイオテクオンラインによる情報発信を強化し、速報ニュースはウェブでご覧いただき、紙の日経バイオテクではより分析的・解説的な記事を提供していきたいと考えています。

 なお、日経バイオテクオンラインは12月21日から1月3日まで2週間のお休みをいただきます。ただし、年末年始にはBiotechnology Japan恒例の特別企画を用意していますので、ぜひとも当サイトをご覧ください。

 2006年も日経バイオテクをご購読いただきありがとうございました。2007年もよろしくお願いします。(日経バイオテク編集長 橋本宗明)