***** seminarMLから情報転載 *****

みなさま。

 榎木と申します。

 11月25日(土)から、「サイエンスアゴラ2006」というイベントが開催さ
れますが、その中で、研究倫理問題(研究費不正使用問題、データ捏造問題)に関す
る討論会、講演会が二つ開催されます。

 どうぞご参加くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

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●サイエンスアゴラ2006
シンポジウム「科学者と研究の倫理」

日時:2006年11月26日(日)10:00~12:30
会場:日本科学未来館7階イノベーションホール
 (新交通ゆりかもめ「テレコムセンター駅」下車、徒歩約4分)
主催:サイエンスアゴラ2006プログラム委員会
(サイエンスアゴラ・ホームページ http://www.scienceagora.jp/)

参加申し込み:必要
 現在、下記ウェブサイトより申し込み受付中
 http://www.scienceagora.jp/program/p26/b21.html


開催趣旨

 近年、論文データの捏造・偽造など、科学研究に関する多くの問題が明るみに出ま
した。
 倫理綱領の策定や倫理教育プログラムの実施、告発に対する体制の整備など、さま
ざまな対策が始まりつつありますが、続発する問題の背景は根が深いものだと考えら
れます。
 本シンポジウムでは、対処療法的な対策にとどまることなく、研究の倫理をめぐる
問題について包括的に議論したいと思います。


講演者

村松 秀(NHK制作局科学・環境番組部専任ディレクター)
 BSドキュメンタリー「史上空前の論文捏造」ほか数々の捏造関連番組を制作、
 著書に『論文捏造』(中公新書ラクレ、2006年)ほか

石黒武彦(同志社大学ヒューマン・セキュリティーセンター教授、京都大学名誉教
授)
 「科学の社会化シンドローム」を『科学』に連載中、
 著書に『科学技術の行方?知の競争とヒュ-マン・セキュリティ』(萌書房、2004
年)

白楽ロックビル(お茶の水女子大学理学部教授)
 「研究者の公正倫理」『工学教育』54-1(2006): 61-69、『アメリカの研究費と
NIH』
 (共立出版、1996年)、『グリンネルの研究成功マニュアル』(訳書、共立出版、
1998
 年)など

笠木伸英(東京大学大学院工学系研究科教授)
 日本学術会議科学者の行動規範に関する特別委員会・副委員長、日本機械学会会
長、
 王立スエーデン科学アカデミー会員

司会 中村征樹(文部科学省科学技術政策研究所研究官)


講演概要(ただし、変更の可能性もあります。)

村松 秀氏「取材者から見た論文捏造と科学界の課題」
 ベル研事件を中心として韓国など最近の捏造事件をいくつかフォローアップし、そ
れらから浮かび上がってくる科学界の構造的な問題について、実地に取材を行ってき
たジャーナリストの視点から論じたい。

石黒武彦氏「科学論文のねつ造問題(研究者の立場から考える)」
 近年にみる撤回論文の動向が現代の科学研究の状況に関連していることに触れる。
これに関連して、ピアレビューの限界、研究者コミュニティにおける作法、社会問題
化するための条件について紹介し、最後に、研究者にとってのIntegrityの重要性、
それを侵すことへの抑止力、自制力をいかにつけるかについて述べる。

白楽ロックビル氏「バイオ研究者からみた研究倫理の課題」
 日本は2~3年前から、急に大衆メディアが研究者の不正問題を騒ぎはじめ、現場の
研究者は戸惑っている。最大の問題点は、倫理ルールが現場の研究事情とズレている
ことである。例えば、研究費制度は研究現場にあっていない部分があるといわれてい
る。データ「改ざん」も、研究現場でのルールがあいまいで、しかも研究者は十分な
教育を受けていない。現在、求められていることは、国民が納得し、かつ、現場の研
究者が研究を発展しやすいルールを確立し、現場の研究者に普及させることであろ
う。

笠木伸英氏「科学者の行動規範:日本学術会議の取り組み」
 日本学術会議が公表した「科学者の行動規範」に関する声明を紹介し、アンケート
調査の結果から各機関や学協会への期待、さらに残された課題について私見を述べた
い。
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●本音で語る研究倫理問題

日時 :2006年11月26日(日) 16:30~18:30
場所 :東京国際交流館4F 会議室1
情報提供:中村直樹さん(科学新聞社 編集局記者)
     中島達雄さん(読売新聞東京本社 編集局科学部記者)
     大須賀 壮さん(理化学研究所・研究プライオリティー会議)
主催 :NPO法人サイコムジャパン
概要 :
近年研究成果の捏造や研究費の不正使用が大きな問題となっており、科学者への
不信が高まっています。しかし、この問題に対する科学者たちの意見を聞くこと
はあまりありません。そこで本セッションでは、匿名性などに配慮しつつ、誰で
も自由にこの問題に意見を言える場を提供し、21世紀の科学者像についてさぐ
る機会としたいと思っています。

詳しくはこちら↓
http://scicom.jp/agora2006/index.html#rinri

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榎木英介 MD&s_comma; PhD
NPO法人サイエンス・コミュニケーション代表理事
en7e-enk@asahi-net.or.jp
http://www.asahi-net.or.jp/~en7e-enk/
http://scicom.jp/
D-FAX:020-4664-2208
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