「現在は30億塩基(3Gb)のヒトゲノムをシーケンスするのに20億円ほどかかっていますが、2015年にはこれを1週間、1000ドルで決められるようになります。コンピュータの性能と同じペースでシーケンスの能力が向上し、コストが下がっています。コンピュータの性能は1年半で2倍のペースで向上しています。今年実用化した454人比べ50倍の性能のシーケンサーが近く商品化され、ヒトゲノムをやる気になれば3~4カ月でおえられるようになります」

 2006年7月に東京大学の教授に就任したばかりの服部正平教授は、シーケンスのコスト低減がメタゲノム解析計画のエンジンとなっていると強く指摘する(関連記事)。

 1986年に論文発表した変性プラスミド法の論文が1500回以上引用され一時世界標準になったのをはじめ、ヒト21番染色体の全解読で日本がドイツを凌駕する要因となった独自のネスティドレーション(ND)法を開発するなど、服部教授はシーケンスの効率向上に大きく寄与してきた。

 詳しくは今週公開した「BTJジャーナル」9月号の特集記事を参照してください。(BTJ編集長 河田孝雄)

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