なにか、とんでもない勘違いが生じているのではないか。DNAマーカー選抜による育種法のことである。かの有名なJeremy Rifkin氏は朝日新聞8月31日付「私の視点」で、「組み換え作物は時代遅れに」という文章を寄稿し、この方法を「GMにとって代わる」と持ち上げた。日経新聞9月25日付朝刊も新技術として紹介し、「遺伝子組み換え技術を使わない方法のため、栽培に関する厳しい規制はなく、消費者が受け入れやすい」と書いた。しかし、DNAマーカー選抜育種ではできないことをするのが遺伝子組み換え技術なのだ。DNAマーカー選抜育種は代替策ではない。(サイエンスライター 松永和紀)

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