キリンビールが、CE-MS(キャピラリー電気泳動─質量分析計)を用いて、下面発酵酵母の硫黄系代謝経路をメタボローム解析していることが明らかになった。本日(5月25日)午後大阪で、明日午後東京で開催される「メタボロミクスセミナー」で発表する。

 このセミナーは、慶應義塾大学とヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ(HMT)、Agilentが共同で開催するもの。CE-MSを開発した中核研究者である慶應義塾大学の曽我朋義教授が、メタボロームで肝炎のバイオマーカーを発見した成果(関連記事1)を紹介するのに続き、CE-MS法で大きな成果を出した企業の研究者2人が、産業への応用例を紹介する。

 三菱ウェルファーマの桝富直哉氏は「CE/MSメタボローム解析による薬剤性リン脂質症のバイオマーカー探索」(関連記事2)、キリンビールの吉田聡氏は「下面発酵酵母の硫黄系代謝経路の網羅的解析」を発表する。

 05年6月に発表したHMTと米Agilent Technologies社の提携に基づいて共同開発された、メタボローム解析に必要なツールを統合したパッケージ製品も発表になる(関連記事3)。(河田孝雄)


慶應義塾大学の曽我朋義教授らが、肝炎バイオマーカーをメタボローム解析で発見した成果は、PDF月刊誌「BTJジャーナル」で紹介します。メタボロームをテーマとした「リーダー・インタビュー」に登場していただきます。

今晩(5月25日)夜、曽我教授インタビューを掲載したBTJジャーナル5月号を、公開します。

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