日経バイオテク2006年2月27日号を発行しました。今号は、日経バイオテクビジネスレビューの第2号を同梱しています。その内容については、ビジネスレビューの紹介記事をお読みください(関連記事)

 日経バイオテク本誌では、バイオ・インテリジェンスの欄で上場バイオベンチャーの決算を報告しました。報告の対象としたのは、05年12月期決算を発表したアンジェスMG、メディビック、インテック・ウェブ・アンド・ゲノム・インフォマティクス(インテックW&G)、米MediciNova社(メディシノバ・インク)の4社と、06年6月期の中間決算を発表した総合医科学研究所とプレシジョン・システム・サイエンス(PSS)の2社です。

 全体の傾向としては、研究支援企業では、インテックW&Gが黒字転換を果たし、PSSが通期では前期に続けて黒字化を見込み、メディビックも経常損失と当期純損失が縮小。04年の国立大学法人の発足以来、研究支援のマーケットは厳しい状況が続いていますが、コスト構造の見直しを進めるなどした結果が数字に表れました。もっとも、3月期決算のDNAチップ研究所は2月23日に06年3月期の業績予想を大きく下方修正しており、研究支援企業のすべてが一様に改善基調にあるわけではないですが。

 アンジェスやMediciNova社のような創薬ベンチャーは損失が拡大する傾向にありますが、これは研究開発費の増加によるもので、ネガティブな要因ではありません。MediciNova社は、04年12月期より収支、損益とも改善していますが、これは04年12月期に発生した株式報酬費用がなくなったためで、研究開発費自体は05年12月期、06年12月期と増加を続けます。各社の詳細については、日経バイオテク本誌のバイオ・インテリジェンス欄でお読みください。(日経バイオテク編集長、橋本宗明)


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