日経バイオテクの号外として、2006年1月30日号より日経バイオテクビジネスレビューの同梱を始めました。ビジネスレビューは、日経バイオテク本誌のような文章主体のニュースではなく、図表や写真を用い、分析的、解説的な記事を掲載する16ページ前後のコンパクトな冊子です。今後、日経バイオテクの2号に一度(偶数号に)、ビジネスレビューを同梱していく計画です。

 1月30日号の特集記事に相当する「Cover Story」欄では、あの米Affymetrix社からライセンス料など計約72億円を得た米Oxford Gene Technology(OGT)社が保有するDNAチップの基本特許を巡る話題を取り上げました。日本でも既に同社の特許は成立しており、幾つかの国内DNAチップメーカーとライセンス交渉を開始しています。そこでチップメーカー各社に、OGT社からライセンスを受ける意向があるかどうかを聞いてみました。その回答の裏に、DNAチップ事業に対する各社の「本気度」が現れているようにも思いました。

 企業戦略を分析する「Strategy」欄では、相次いで子会社を設立した総合医科学研究所の多角化戦略を取り上げました。市場動向を解説する「Market」欄では、じわじわ広がるポリ乳酸市場の動向と、汎用樹脂になるための課題を考えてみました。バイオビジネスにインパクトを与えそうな基盤技術を紹介する「Tecnology」欄では、精製効率を格段に向上するマグナビートというバイオベンチャーのナノ粒子による精製・検出技術にスポットを当てました。

 また、ビジネスレビューでは、休刊した日経バイオビジネスで好評だった連載コラム「パイプライン研究」を、海外情報をより多く盛り込んだ形で復活させました。その「Pipeline Report」欄の第1回のテーマは睡眠障害治療薬。武田薬品工業のramelteonをはじめとする有力な化合物の開発状況とその特徴を、「パイプライン研究」と同じく、伊藤勝彦氏に寄稿してもらいました。

 ビジネスレビューは、読者の皆様のビジネスに役立つ媒体を目指しています。ビジネスレビューをお読みいただいた方は、記事内容やデザインに対するご意見、ご感想を下記のメールアドレスにお送りください。また、今後、Cover Story欄などで取り上げるべきテーマなどもご提案いただければ幸いです。(日経バイオテク編集長、橋本宗明)

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