今年も昨年と同様に、バイオベンチャーやバイオへの投資環境をどしどし取材します。新年の抱負代わりに、06年の(私見による)予想トピックをいくつか。

「今年は上場ラッシュ?」・・・05年に新規上場にこぎ着けたバイオベンチャーはわずか2社。それが今年は、既に1社がヘラクレスで審査中(申請は05年11月)。最低でも、あと3社が上期に申請を行いそうです。

「導入開発型創薬ベンチャーの受難は続く?」・・・ワイズセラピューティックスとアリジェンが、共に財務基盤の脆弱性を理由に上場申請の延期を余儀なくされました。しかし、そもそも日本の開発型創薬ベンチャーは上場による財務強化を前提に経営計画を作っており、市場がこのままの審査方針を維持すれば、ほとんどの開発型創薬ベンチャーは経営方針の大幅な見直しが必要となります。

「エフェクター研は予想業績を達成できる?」・・・ほとんど記者会見を開いてくれずアナリストも全くカバーしていないため、05年2月の上場以来、あまり話題になることがないエフェクター細胞研究所ですが、時価総額はトランスジェニックより大きい160億円超。06年5月期は、前年比約2倍の売上高16億円と強気の予想業績を掲げています。同社は期末に大型の契約を発表する傾向があるので、最後の最後までどうなるか分かりません。

「キャンバス人気がブレイク?」・・・最近、投資家の間で評価が高まっている未上場バイオベンチャーが、静岡の沼津市に本社を置くキャンバスです。世界で初めてG2チェックポイント阻害型の抗がん剤を臨床入りさせた技術力に注目が集まっています。先日実施した増資には34社が応じ、23億6000万円を集めました。