大阪大学医学部におけるデータ改ざん、東京大学・多比良教授のRNA論文に関する再調査、そして年末には韓国におけるES細胞研究。2005年はバイオ研究のホットスポットで、その信頼性が大きく揺らぎ、同時に一般からの注目も大きいことを再認識した年でした。
 これらの問題の顛末は06年も引き続いての大きな取材テーマです。同時に背後には、生き馬の目を抜く競争に研究者がさらされている環境が浮かびます。実際、若い研究者からは「やりたいことが明確にあるわけではないのに、このまま研究生活を続けていいのか?」といった悩みも寄せられています。
 このような環境下で研究者はどのように振る舞い、どのような将来展望を描くべきか?同様に先行き不透明なサラリーマン編集者の将来展望とともに、06年は考えてみたいと思います。