2006年は第3期科学技術基本計画の始まりの年です。科学技術基本計画は5年間にわたる長期計画ですので、2010年の科学技術、特に我々の最大の関心事である生命科学の在り様は、今年、決まってしまうのです。

 気が早いようですが、5年後の自分がどういう世界に生きているのか考えたことはありますか? がん患者の余命が伸びること、60歳を超えても体力の衰えを感じずに済むこと、病気で不快な思いをする人間の総数を世界的に減らすことができているでしょうか? 科学者や技術者は尊敬を集める地位を維持(あるいは獲得)しているでしょうか? 

 テクノロジーは浮世を構成する重要なパーツです。5年後の世界が少しばかり今よりいいところになっていることを願いつつ、新年の計を立てたいと思います。