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東京大学 農学生命科学 獣医解剖学セミナーのお知らせ

日時 11月8日(月)17:30-18:30
場所 東京大学農学部 3号館2階217号教室
演題:ユビキチン・プロテアソームシステム:メカニズムから疾患との関わり
演者:村田 茂穂 博士(東京都臨床医学総合研究所&s_comma; 分子腫瘍学研究部門/科学技術
振興機構さきがけ21領域研究者)
"The ubiquitin-proteasome pathway: Its molecular mechanism anddiseases
associated with its impaired function" by Dr. Shigeo Murata
(Tokyo Met Inst Med Sci)

要旨:細胞内のタンパク質は固有の寿命をもってターンオーバーしている。従来、タンパク質分解は単なる不要品の処理程度にしか考えられていなかったが、およそ25年前のユビキチンシステムの発見(今年のノーベル化学賞を受賞)を端緒に、タンパク質分解がほとんどの生命現象に積極的に関与していることが近年次々と明らかとなってきた。これらタンパク質分解において中心的な役割を果たしているのがユビキチン・プロテアソームシステムであり、(1)基質タンパク質へのユビキチンの共有結合(2)26Sプロテアソームによるユビキチン化タンパク質の分解の二段階のステップからなる。このシステムは細胞内の不要タンパク質の除去や、高度に制御されたタイミングでの機能的タンパク質の分解を行っている。ゲノムの2-3%がこのシステムに関わる遺伝子であると推定されており、タンパク質分解の重要性と多様性を裏付けている。その多岐にわたる役割を物語るように、最近、癌や神経変性疾患をはじめとした様々な疾患において、ユビキチン・プロテアソームシステムを構成する因子の関与または異常がみられることが相次いで明らかとなってきた。本セミナーでは、ユビキチン・プロテアソームシステムの基本メカニズムを概説しつつ、このシステムの破綻が疾患へとつながる病態生理について考察したい。

村田 茂穂 博士は、東京都臨床医学研究所、田中啓二先生のもとシャペロン依存的なユビキチンリガーゼの解析を、in vivo/in vitroで精力的に研究されており、今回、東大の農学部にて講演をしていただく機会を得ましたので、興味のある方は奮ってご参加下いただければ幸いです。

連絡先 金井 (03-5841-5384)
文京区弥生1-1-1 (千代田線 根津駅、南北線 東大駅前下車)



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