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プリオン病国際シンポジウム
[食と医薬品の安全のために]
この度、(財)難病医学研究財団主催によるプリオン病国際シンポジウムが、仙台市で2004年10月31日から11月2日に行われます。未曾有の疾患であるプリオン病に興味のある方の積極的な参加を期待します。
仙台は1984年に国際ウイルス学会が開催された都市です。 この国際ウイルス学会こそ、伝達性海綿状脳症TSEの本体がプリオンなのか、スクレピー関連線維SAFなのかが初めてそして激しく議論された学会なのです。 あの議論から20年、今回お呼びしたゲストスピーカーの先生方はまさしく今のプリオン病研究を推進されている先生方です。ゲストスピーカーの先生方で、1984年のプリオンとSAFのぶつかり合いを目の当たりにした方はおられません。まさに第二世代のプリオン病研究者がここに集ったことになります。
この国際シンポジウムの目的は、ウシ海綿状脳症BSEが上陸し、鹿慢性消耗性疾患CWDの接近にさらされようとしている日本において、食品・医薬品の安全性確保のための正確な情報を入手すること、そして次の20年間を支える若手研究者を育てることにあります。 このシンポジウムの参加者から、第三世代のプリオン病研究者がでることが最大の成果であると考えております。
活発な議論も歓迎しますが、このシンポジウムが開催されるのは秋本番の仙台です。議論の合間には、秋風と木々の紅葉をお楽しみ下さい。
プリオン病国際シンポジウム実行委員会
委員長 北本 哲之
(財)難病医学研究財団
理事長 吉原 健二
■日時 2004年10月31日(日)~11月2日(火)
■場所 仙台市 仙台エクセルホテル東急
■招 待 講 演 者■
James Ironside 変異型CJD
Jean Manson プリオン病モデル動物
Elizabeth Williams 鹿慢性消耗性疾患
Neil Mabbott プリオン病免疫生物学
Gerald Baron 試験管内プリオン蛋白異常化
Markus Glatzel 筋肉異常プリオン蛋白検出
Piero Parchi プリオン病タイピング
Richard Knight プリオン病の臨床
Nikolai Rainov プリオン病の治療
■演 題 募 集■
多数の演題応募とご参加をお願いいたします。 ポスター/口演発表希望者はあらかじめ発表内容の要旨を事務局へ提出してください。 提出された要旨は、シンポジウム実行委員会において検討のうえ採否を決定し、その結果を事務局より連絡させていただきます。 その時、採用されました演題発表者には、発表日時、形式などの詳細についてお知らせいたします。 演題発表要旨は「プリオン病国際シンポジウム要旨集」に掲載し、シンポジウム当日に皆様に配布いたします。
事務局への要旨提出の仕方、要旨の書式は、下記ウェブサイトをご参照下さい。ご質問がある場合には、プリオン病国際シンポジウム事務局まで電話、 E-メール等でお問い合わせください。
<演題発表カテゴリー>
「食と医薬品の安全のために」 ~プリオン病克服に向けて~
1)プリオン病の疫学
2)プリオン病の基礎研究
3)プリオン病の早期診断法開発
4)プリオン病の予防法・治療法開発
■参加申込、発表要旨締切日、プログラムなど詳しい情報は下記ホームページをご参照下さい。
■お問い合わせ
プリオン病国際シンポジウム事務局
佐々木 京美
東北大学大学院医学系研究科プリオン蛋白研究部門
住所:〒980-8575 仙台市青葉区星稜町2-1
TEL (022)717-8233 FAX (022)717-8148
E-mail : kyomi-sasaki@mail.tains.tohoku.ac.jp
○●なお、同日、同会場で「市民講座」も開催いたします●○
テ ー マ 「ヤコブ病の対策の現状と克服へ向けての歩み」
時 間 午後1時~4時30分
参加申込 事務局TEL 022-717-8233 入場無料
詳しい内容は次のホームページをご覧下さい。 http://www.prion.med.tohoku.ac.jp/shiminkoza/index.html