皆さん、お早うございます。昨日、過去最大の世界61カ国、米国59州+Washington D.C.とPuerto Ricoを集めた、BIO2004が閉幕しました。昨日の午後2時現在で、参加者は1万6901人と今年も記録を大幅に更新しました。
 昨日のメインイベントは間違いなく女優のBrooke Shields氏が参加したランチ・セッションでした。当初はあまり期待していなかったのですが、実は彼女が、相当な苦労をして体外受精をして娘を授かったのです。この話を、ユーモアたっぷりに語ったり、会場は大爆笑としんみりの往復運動を余技なくされました。
 「(体外受精のために)組換えFSH(ろ胞刺激ホルモン)を自己注射(ご主人にしてもらったとのろけていました)をし、娘を授かったことに心から感謝している」(Shields氏)。なるほど、彼女の幸せにもバイオは貢献していたのですね、と納得させられた一日でした。
 「たとえはFSH製剤の包装にレースをつけて見るとか、バイオももっとロマンチックにしなきゃ駄目よ」というShields氏の指摘は、バイオ産業がこの四半世紀でいよいよ、家庭の幸せに貢献するまでになったことを、鋭く指摘したものでした。
 単なるイノベーションから、一般の市民の問題解決にバイオはより貢献できるようになった。そのためには、研究者だけではなく、幅広い産業界や市民社会の協力が不可欠となったといえるでしょう。
 遺伝子組み換えがこのSan Francisco2で発明されて、31年。我々は遠くまできたものです。
 BIO2004の全体の感想は、帰りの飛行機で書きます。月曜日のBTJ/HEADLINE/NEWSをご期待下さい。
 これからNASA、Bio-X、Perlegen社の取材にでかけます。60年代のロケット少年にとっては、NASAの研究所の取材は血が騒ぎます。
 では、お元気で。(宮田 満@San Francisco)


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