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厚生労働省 原田班・高上班 合同班会議


原田・高上班会議
日時 6月13日(金)
時間 10:00~16:00
場所 国立がんセンター内 国際交流会館3F 国際会議堂

厚生労働省班研究原田班・高上班(http://sct.umin.jp)の事業の一環として、平成15年6月13日(金)午前10時より、国立がんセンター内 国際会議場(東京都中央区築地5-1-1)におきまして、合同班会議を予定しております。

厚生科学研究費補助金(ヒトゲノム・再生医療等研究事業)「骨髄非破壊的前処置療法を用いた同種造血幹細胞移植の開発」(高上洋一班長)では、国立がんセンターの高上を班長とし、血液疾患を中心にミニ移植の安全性・有効性を評価し、さらに固形腫瘍への展開を念頭において研究に取り組んでいます。

厚生労働省がん研究助成金「非血縁者間の同種血液幹細胞移植による悪性腫瘍の治癒率の向上に関する研究」(原田実根班長)においては、成人白血病に対する同種移植幹細胞としての骨髄幹細胞と G-CSF 動員末梢血幹細胞の有効性と安全性の比較に取り組んでおります。


先般、末梢血幹細胞移植ドナーに対して投与されたG-CSFによって重篤な有害事象が発生し、さらに厚生科学審議会で情報開示なされなかったことが問題となりました。

●平成15年2月10日 日経新聞夕刊より抜粋●
血液中の造血幹細胞移植  ドナー、白血病で死亡~薬剤との関連学会緊急調査~
『血液中の造血幹細胞移植を移植する「末梢血幹細胞移植」でドナーとなった女性(63)が、移植後1年以上たって急性白血病を発症し、死亡していたことが10日、分かった。事態を重く見た日本造血細胞移植学会は移植前の処置に使う薬剤との関連などについて、緊急調査に乗り出した・・・』


今回は、埴岡氏(元骨髄移植推進財団事務局長)と清水透氏(慶應義塾大学経済学部教授 財団PBSCT委員)両氏をお迎えしています。造血幹細胞移植の臨床試験を進めていく上での問題点について、医師サイドとディスカッションする時間を設けており、
双方の立場から活発な議論の展開が期待されます。臨床試験の意義や倫理・情報公開に関することなどは、日本の医療体制と人権の根幹にも関わる内容にもつながり、これらの理解を深めていただく良い機会となります。


●埴岡健一氏(元骨髄移植推進財団事務局長)

http://www.cminc.ne.jp/pub/hanioka2.htm

本年4月に退任されるまでに4年間当財団の事務局長を務め、全ての移植希望者に機会を提供するという信念のもとに、下記の業績を残されています。
・コーディネート業務の改革と移植件数の増大 例:登録から移植実施まで250日かかっていた日数を150日に短縮(平均)
・骨髄ドナー登録チャネル(経路)の改革 例:ドナー登録会が年1000回開催できるようになった
・財政の改革


●清水透氏(慶應義塾大学経済学部教授 財団PBSCT委員)

http://www.bioethics21.org/document/020421_shimizu.html

ご自身の実体験をきっかけに、骨髄移植推進財団の普及広報委員長や理事を歴任され、現在はPBSCT委員を務められております。生命倫理の問題点についてノンンメディカルな立場から医学会に警鐘を鳴らしておられます。
著書として、
「家族と記憶」 慶應義塾大学経済学部編 ~家族へのまなざし ?市民的共生の経済学3~
「現代医療と他者の命の物象化」~三田学会雑誌94巻4号~等があります。


-会議次第-
1. 原田班研究

■ 原田班主任研究者 挨拶
九州大学医学部附属病院 第一内科/原田 実根

■10:05~10:15
「allo-PB vs allo-BM臨床試験の重要性と進行状況」
国立がんセンター中央病院病院病院 幹細胞移植療法科/森 慎一郎

■ 10:15~10:25
「CMV抗原血症とCMV-PCRの有効性についての比較試験の進捗状況」
東京大学医学部附属病院 無菌治療部/神田 善伸


2. パネルディスカッション

■ 10:30~12:00
「骨髄移植と末梢血幹細胞移植 健常ドナーからの採取の安全性、および治療効果を
いかに評価するか」
司 会:国立がんセンター中央病院 薬物療法部/高上 洋一

参加者: 元骨髄移植推進財団事務局長/埴岡 健一
慶應大学経済学部教授/清水 透
九州大学医学部附属病院/原田 実根
国立がんセンター中央病院/森 慎一郎
東京大学大学院/齋藤 明子


【 休憩/昼食 】・・・・・12:00~13:00(予定)


3. 高上班研究

■ 高上班主任研究者 挨拶
国立がんセンター中央病院 薬物療法部/高上 洋一

■ 13:05~13:55
「GCPによるリン酸フルダラビンを用いた医師主導臨床試験」
司会:国立がんセンター中央病院 薬物療法部/高上 洋一

1) HE0101(白血病・MDS)の進捗状況 (13:05~13:35)
2) HE0204(NHL)の進捗状況 (13:35~13:55)

東京大学大学院 血液・腫瘍内科、生物統計学・疫学 予防保健学教室/齋藤 明子

■ 13:55~14:15
「ミニ移植臨床試験遂行のための活動」
国立がんセンター中央病院 幹細胞移植療法科/上 昌広

■14:15~14:30
「クラドリビンを用いたミニ移植臨床試験(RIST0301, RIST0302, RIST0303)の進捗状況」国立がんセンター中央病院 幹細胞移植療法科/金 成元

■14:30~14:40
「齋藤班・高上班共同研究:非血縁者間臍帯血移植臨床第I相試験」

1) 齋藤班・高上班共同研究について (14:30~14:35)
国立がんセンター中央病院 薬物療法部/高上洋一
2) 非血縁者間臍帯血移植臨床第I相試験の準備状況 (14:35~14:40)
国立がんセンター中央病院 幹細胞移植療法科/金 成元


■14:40~「総合討論」


多くのみなさまのご参加をお待ち申し上げます。

国立がんセンター中央病院 幹細胞移植療法室
上 昌広、高上 洋一