外を見ると、のどかな大学町の風景はまったく変わらないのですが、CNNなどのニュースを見ると、やれ米軍がクウェートから北にもう大挙移動を始めたなど、物騒なニュースばかり、これではすっかり、開戦が当たり前の雰囲気が出来上がります。
 有名なトークショウの「ラリーキング・ライブ」では、この戦争は、Good vs evil(善と悪との戦い)だなんて決め付けていますが、日本人の私にはこれはしっくりこない。かつて日本と戦争する時にも同様な善悪論争がでっち上げられたのではないかと感じるからです。
 もうアメリカの社会は45度の傾きで、戦争に突入しているように、異邦人には見えます。CNBCで、東欧の難民出身である投資家、ジョージ・ソロスが、少し開戦に批判的な態度を取っただけで、集中攻撃を受けていました。メディアが支配する米国社会ではすっかり、戦争は当然という空気が創られています。
 WSJやCNNなどの世論調査では3分の2の米国国民が開戦を支持していると出ています。17日の夜ブッシュ大統領の演説終了後、ケンブリッジのアイリッシュバーでも拍手が起こったと、日本人の留学生が教えてくれました。
 一種の集団狂気が開戦には、必要だと思いますが、メディアの影響でこんなにもお手軽に世論がまとまるのを見て、米国が本当に自由の国なのか、疑問に思い始めました。
 とぼとぼと考えるより、まず、仕事を片付けて、米国時間の午後8時前に飛行機に飛び乗りサンフランシスコに移動することに集中しなくてはなりません。
 では、皆さん、お元気で。(宮田 満@Cambridge)