ポストゲノム研究所が下記の要領で、蛋白質合成トライアル受託を開始した。最新情報は「ベンチャーValley」でアクセスできる。


蛋白質合成トライアル受託システムを開始しました】
当社では、蛋白質研究者の皆様のニーズにお応えするため、蛋白質生産のトライアル受託を開始しました。トライアルは低料金でお持ちの鋳型DNAから蛋白質生産が可能であるかどうかを検討するシステムです。
目的タンパク質のコード領域(開始コドンから終始コドン)を保持しているプラスミドDNA(プロモータ領域は必要ありません)をお送り下さい。1件10万円にてトライアルを受託致します。お送りいただいた遺伝子をもとに当社の試験管内再構成蛋白質生産系である「ピュアシステム」を用いて目的蛋白質の生産を試み、生産効率および精製効率等の結果をご報告いたします。
この結果をもとに、次のステップの蛋白質製造を受託します。蛋白質製造受託料金は、トライアル結果の生産性に依存することになります。
蛋白質製造受託システムに安価なトライアルを導入した結果、無駄な注文をするリスクが減ります。
もちろん、トライアルだけで終了することもできます。数あるcDNAの中からターゲット蛋白質を絞る場合の手段としてご好評いただいております。
お問い合わせおよび資料請求は、 ポストゲノム研究所までお願いいたします。

【人材募集のお知らせ】
当社ではベンチャースピリットのある方を求めています。
1. 化学系研究員1から2名
化学合成に精通した研究職で、核酸と非核酸との合成経験のある方は優遇します。
2. たんぱく質工学系研究員1から2名
たんぱく質精製に高度な技術を有し、実務経験のある方。
3. 研究補助員若干名
分子生物学関係の研究補助員としての実務経験5年以上の方
4. 営業員若干名
ライセンス交渉実務経験の豊富な方。特に、海外へのライセンス交渉経験者は優遇。
5. 特許技術者1から2名
企業などにおいて、たんぱく質・遺伝子関連の特許明細書を作成した経験のある方。

詳しくは、イーキャリア掲載の当社情報をご覧くださるか、
ポストゲノム研究所宛てお問い合わせください。

【本社および研究所移転のお知らせ】
当社では、本年1月より江東区に研究所(東京研究所)を開設しておりましたが、ピュアシステムの更なる効率化と受託生産体制整備を図るため、6月より本社機能を、9月より研究所機能をともに本郷3丁目に移転致しました。江東区の研究所は、今後は「清澄研究所」として存続いたします。また、本年4月には沖縄研究所を開設し、スケールアップに向けた原料調達を行なっております。
東京大学、琉球大学など国立研究機関との産学連携共同研究体制も重視しており、効果的な研究開発を目指しています。

【翻訳再構成系ピュアシステムのご紹介】
ポストゲノム研究所は、ピュアシステムと名づけたインビトロ翻訳再構成系を用いたビジネスを展開中です。ピュアシステムを用いることにより、高純度のタンパク質を安価で手軽に短時間で作製することができます。東京大学新領域創成科学科の上田卓也教授らの発明をもとに当社が特許化・事業化を手がけたもので、当社からは受託研究生を派遣して共同研究を行なっております。ピュアシステムの技術内容は、8月号のNature biotechnology&s_comma; 19: 751-755&s_comma;2001 に掲載されており、ピュアシステムのイメージ画像は同誌の表紙を飾っています。海外および日本の企業や研究室から多数の問合せが来ており、大型の業務提携やライセンス等の契約も念頭においています。

ピュアシステムの特長】
ピュアシステムは、以下のすぐれた特長を有しています。
1 プロテアーゼフリーですので、大腸菌固有のプロテアーゼによって分解されやすかったタンパク質の生産が可能となります。実際にある種のケモカイン類での実績があります。
2 反応系内の夾雑物がもともと限定されていますので、タンパク質姓医薬品、抗体作製の原料、プロテインチップの材料等に最適です。
3 ペプチド合成機で合成できる10から数十アミノ酸残基程度の低分子ペプチドの合成も可能です。
4 通常の蛋白質精製には遺伝子操作により「タグ」をつけることが多いのですが、ピュアシステムの場合、タグのつかない天然型の蛋白質を精製することが可能です。タグによって活性の失われる蛋白質や、結晶構造解析を行なう場合に威力を発揮します。