米国Organogenesis社は、7月11日、「Apligraf」の販売権再獲得に関し、スイスNovartis Pharma社と協議を開始したことを明らかにした。

 「Apligraf」は、皮膚損傷の治療に用いるためにOrganogenesis社が開発、製造した皮膚代替品で、ヒト細胞由来の、二層構造を持つ培養皮膚だ。現在はNovartis社が独占的世界的な販売権を有している。Organogenesis 社は、現在、「Apligraf」販売権獲得に十分な資本調達や、製品販売に必要なインフラ整備に着手している。

  Organogenesis社の社長兼最高経営責任者(CEO)のSteven B. Bernitz氏は、「この問題を解決するためにNovartis社と協調的に話し合っていきたい。この協議が成功することで「Apligraf」の売り上げ上昇につながり、また、わが社が米国株式市場に上場し続けるためにも必要だ」と述べた。

 またBernitz氏は、「2002年上半期の「Apligraf」の売り上げは予想を下回っており、わが社の経営に重大は影響を及ぼした」という。そのため、Organogenesis社は、Novartis社と契約見直しが必要となったわけだ。(フリーライター.鈴木志野)


+細胞工学+