米国バイオインダストリー教会(Biotechnology Industry Organization、BIO)は、カナダTorontoで開催中のBIO2002で、「工業的なバイオテクノロジーは経済成長を持続しながら、現在の化学工業の環境負荷の軽減と、化石燃料に代ってバイオマスを活用する決め手となり、地球環境問題に大きな貢献を期待できる。次回の国連サミットで、持続的開発計画にバイオテクノロジーを是非とも盛り込むべきだ」との声明を、6月12日に発表した。
 国連の持続的開発サミットは8月26日から9月4日、南アフリカのJohannesburgで開催が予定されている。従来は生物多様性などが議論の中心だったが、BIOはバイオテクノロジーを国際的な議論の場に乗せるべく、ロビー活動を開始した。
 北米などバイオマスが豊かな先進国と熱帯の発展途上国が、手を結び、生分解性プラスチックやバイオ燃料など、脱石油を目指す米国の大戦略を推める国際的な枠組みが国連サミットをきっかけに生まれる可能性が出てきた。(宮田 満@Toronto)


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