新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は3月8日、2002年度から経済産業省が実施する研究開発事業の委託先の新規募集を開始した。

 今回募集するバイオ関係のプロジェクトは、「細胞内ネットワークのダイナミズム解析技術開発事業」、「ゲノム情報に基づいた未知微生物遺伝資源ライブラリーの構築事業」と「遺伝子組換え体の産業利用におけるリスク管理に関する研究事業」の3プロジェクトだ。募集期間は3月8日から4月15日まで。

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「細胞内ネットワークのダイナミズム解析技術開発事業」
目的:生体組織の構築・機能発現の基になる細胞内生体分子のネットワークの時間的・空間的な動的変化を効率的に計測し機能解析を可能にする技術の確立を目指すとともに、細胞内ネットワークに関する有意義なデータを取得することを目的とする。
目標:(最終目標:2006年度末)生体組織の構築・機能発現の基になる細胞内の異なる複数生体分子のネットワークの時間的・空間的な動的変化を細胞の本来の機能を保ちつつ、効率的に計測し機能解析を可能にする技術を確立する。同時に確立した技術を利用して、具体的な細胞内ネットワークに関する有意義なデータを取得する。
(中間目標:2004年度末まで)複数種生体分子の細胞内識別技術及び細胞内の複数種生体分子同時解析技術・装置のプロトタイプを開発する。

「ゲノム情報に基づいた未知微生物遺伝資源ライブラリーの構築事業」
目的:バイオマスの利用による再生可能資源への転換や、バイオプロセスの利用による環境負荷の少ない工業プロセスへの変革、廃棄物、汚染物質等の生分解・処理等に係る研究開発を行い、もって循環型産業システムの創造を図るものであり、本プロジェクトはその一環として、未知の微生物の探索・収集・機能解析等を行うことにより、微生物の産業利用を促進するものである。
目標:初年度(2002年度)は未知微生物やその遺伝資源の収集、保存技術及び解析技術を開発しつつ、それらの未知微生物遺伝資源の獲得を目指し、2006年度まで段階的に、ゲノム情報に基づいた生物遺伝資源ライブラリーを整備する。収集した未知の微生物、遺伝子等の生物遺伝資源を生物資源保存機関に整備し、供給する体制を構築する。

「遺伝子組換え体の産業利用におけるリスク管理に関する研究事業」
目的:遺伝子組換え体に関してこれまで得られている科学的知見や議論の内容を体系的に整理し、リスクコミュニケーションの基盤となるデータベースを整備するとともに、遺伝子組換え体に係る事後的な影響の管理手法の在り方を研究し、遺伝子組換え体の管理を一層高度化していくことを目指す。
目標:遺伝子組換え体の産業利用におけるリスク管理の充実を目指し、2006年度をめどに、(1)遺伝子組換え体について、これまでに行われてきた科学的研究の成果や、これまで行われて来た議論等の情報を収集・分析し、受容サイドとのリスクコミュニケーションにも活用出来るデータベースを開発し、インターネットなどにより利用できる形で提供するとともに、(2)遺伝子組換え体を環境放出した際の事後の管理を前提としたリスク管理手法を開発することを目標とする。


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